先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
勉強しろと言わなくしたら本当にしなくなりました。286点が200点となり、成績がガタ落ちです。
家では勉強時間0時間、毎日スマホ8時間ぐらいしています。どうしたらいいでしょうか?
日頃から私は「勉強しなさいと言わないようにしましょう」とお伝えしています。とはいえ、全く勉強しなくなってしまうと不安になりますよね。
では、どう働きかけるのが正解なのでしょうか。そこで今回は、子どもの成績を上げるために親がやるべき3ステップを解説します。
「勉強しなさい」をやめるだけでは、成績は上がりません。正しい対応をすれば、成績は確実にあげられます!
「勉強しなさい」をやめるとどうなる?
今まで無理やり勉強をさせてきた場合、親が「勉強しなさい」と言わなくなると、子どもは勉強をしなくなります。
その結果、成績も下がるでしょう。では、成績が下がるのを恐れて「勉強しなさい」と言い続けたらどうなるでしょうか。
子どもの愛情バロメータは、どんどん下がります。その結果、ひどい反抗期に突入したり、不登校になったりすることもあるでしょう。つまり、
- 「勉強しなさい」と言うのはダメ
- 「勉強しなさい」を言わないだけでもダメ
親がやるべき3ステップ
子どもの成績を上げる場合、親がやるべきステップは3つあります。
まずは「愛情バロメータを上げる」ことです。「勉強しなさい」は、ここに当てはまります。ただ、これだけではいけません。
愛情バロメータが下がるのが、止まるだけだからです。これに加えて、子どもの話をじっくり聞いたり、料理を作ったりしましょう。
次に「動機づけ」をします。ごほうび作戦や心の底から行きたい進路を一緒に決めるなどして、やる気を引き出していきましょう。
最後に「脇役サポート」をしてください。子どもが求めるなら、勉強を手伝うのです。
3ステップすべて行って、初めて成績は上がる
今回の相談者さんの場合、「勉強しなさい」と言うのをやめられました。これは、素晴らしいことです。
子どもの成績を上げるための最初のステップを踏んでいるからです。
ただ、ここで止まってしまうと、愛情バロメータが下がるのを止めただけになってしまいます。そこで、
- 愛情バロメータUP
- 動機付け
- 脇役サポート
本日のまとめ
無理に「勉強しなさい」と言い続けると、愛情バロメータが下がります。最悪の場合、ひどい反抗期や無気力になる可能性もあるでしょう。
親が取るべきステップは、まずは愛情バロメータを上げ、次に動機づけを行い、最後に脇役としてサポートすることです。
これを全て行うことにより、子どもは自主的に勉強に取り組むようになります。
明日ですが、「スマホ依存を克服し第一志望に合格した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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