先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学生の息子は、バレー部に入ってます。部活の応援に行きたいのですが、子どもが嫌がります。
「来ないで、来たら1万円ちょうだい!」と言います。先輩の保護者は半分以上、同学年の保護者は他に1〜2人しか見学に来ません。
嫌がってはいますが、部活を見に行くことで、家での雑談が増えるので都合がつくなら行ってます。
嫌がるのに行くのは良くないのでしょうか?
子どもが思春期になると、習い事や部活の応援に来てほしくないと言ってくるケースは少なくないでしょう。
もちろん、行くことで話題が増えてプラスに働くこともある一方、子どもが嫌がることをして関係が悪くなってしまう可能性もあります。
そこで今回は、子どもの本心の見極め方や子どもへのベストな関わり方をお伝えしましょう。
お伝えする流れで子どもの気持ちをチェックし対応すれば、お子さんとの関係がさらに良くなるはずです。
結論!本心かどうかをチェック
まずは、子どもの「来ないで」と言うのが本心かどうかをチェックしましょう。このとき、言葉よりも行動をチェックすることが大切です。
たとえば、以前に応援に行った後、怒って部屋に引きこもってしまったなら、本心でしょう。
一方、「もう来ないでよ~」と冗談っぽく言っていただけなら、どちらかと言うと「照れ」で言っているだけの可能性が高いです。
こうした子どもの行動をチェックしながら、子どもの本音を探ってみましょう。
本心で嫌がっているなら?
本気で子どもが嫌がっているなら、行かない方がいいでしょう。過干渉となるため、関係が悪くなってしまうからです。
どうしても見たい場合は遠くから見て、子どもに気づかれないようにしましょう。もちろん、食事の時に、応援しに行ったことを伝えてはいけません。
部活に行かなくても、子どもが好きなゲームをしたり、興味あることを調べたりすれば、いくらでも話題は作れます。
本心で嫌がってないなら?
本心ではないなら、「1万円はさすがにあげられないけど、かわりに試合後に好きなもの食べに行こうよ。焼き肉とかお寿司とか」みたいな感じで、伝えてみましょう。
それで了承してくれるなら、応援に行っても問題ないです。ただし、応援に行く頻度は、子どもの気持ちや他の親に合わせることも大切です。
他の親は全然来ないのに、自分の親だけ毎週見にくるのは、子どもからすると恥ずかしいからです。
本日のまとめ
思春期の子どもが「部活の応援に来ないで」と言う場合、まずは本心かどうかを行動から見極めましょう。
本気で嫌がっているなら無理に行かず、他の話題で関係を築くことが大切です。
一方で冗談っぽい場合は、応援後に一緒に食事に行くなど、頻度を考えつつ応援を楽しむのもいいでしょう。
明日ですが、「中学生の超効率定期テスト勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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