子どもが学校に行けないと、将来が心配ですよね。ただ現実問題として、不登校の原因が親の接し方やサポート方法にある場合も少なくありません。
この場合、間違った対応を続けてしまうとかえって子どもの状況が悪化します。
酷い場合、暴言や暴力などの二次障害に発展することもあるでしょう。
でも大丈夫です。正しい対応に変えれば、状況はすぐに改善します。
実際に4ヶ月で不登校が改善したケースを紹介しながら、具体的な方法について解説したので、参考にしていただければ幸いです。
目次
子どもが不登校になる3つの理由
子どもが不登校になる理由は、主に次の3つです。1つ目は「愛情バロメータの低下」です。
親の愛情がうまく子どもに届いていないと、愛情バロメータが下がります。すると朝起きて学校へ行くという気力が出てこなくなるからです。
2つ目は「学校でのトラブル」です。学校での人間関係のトラブルが原因でストレスを感じ、学校に行くことが嫌になることがあります。
3つ目は「学校が合わない」からです。授業中に座っていることが難しかったり、大人数で過ごすことにストレスを感じたりすると、学校生活が辛く感じることもあります。
以上が、不登校の原因でよくあるケースです。では、どのように解決していけばいいのでしょうか。
不登校の基本的な解決法
基本的な解決方法は、3つあります。1つ目は「愛情バロメータを上げること」です。
子どもの要求をできるだけ聞いて、「自分は愛されている」と感じてもらうようにしましょう。すると、愛情バロメータが上がるため、学校に行くための気力が出てきます。
ただし、迷傷法に関わることは応じてはいけません。たとえば、暴言や反抗的な態度をされたときには「それでは聞けないよ」と伝え、毅然とした態度で対応しましょう。
2つ目は「学校でのトラブルを解決すること」です。たとえば友達関係のトラブルなら、先生に相談して間に入ってもらうことが効果的でしょう。
3つ目は「状況に応じて学校を変えること」です。子どもの特性上、学校が合わない場合は、無理に今の学級にこだわる必要はありません。
フリースクールや適応指導教室、特別支援学級などの選択肢を検討し、子どもに合った環境を整えることも選択肢の一つです。
実際の改善例:朝日さんの成果報告
朝日さんのお子さんは、小学3年生で完全な不登校状態となりました。1日中ゲームやYouTubeをやり、歯磨きや入浴を嫌がり、暴言や暴力をふるうこともあったそうです。
そんな中、公認心理師の小井出先生と私の二人で行った「不登校解決勉強会」に参加してくださいました。
そこで伝えた方法を参考にお子さんへの対応を変えると、徐々に甘えてきたり本音を話してきたりするようになったそうです。
また、自ら入浴するようになりました。YouTubeも1時間で止めることができるようになり、最終的には4ヶ月で不登校が解決たそうです。
朝日さんが行った3つのサポートは、「ネガティブに考えないこと」「子どもの食べたいものを聞いて作ること」「子どもの話をしっかり聞くこと」です。
つまり、愛情バロメータを上げることを一番に意識されました。
その結果、子どもに愛情がしっかり届いて気力が上がり、子どもの不登校が改善されたのです。
今子どもが不登校で愛情バロメータが低い場合、まずはここを上げることから始めましょう。
2024年12月15日開催「不登校解決勉強会2024」
子どもが不登校になる原因には「愛情バロメータの低下」「学校でのトラブル」「学校が合わない」の3つが多くあります。
これらを解決するためには、愛情バロメータを上げること、先生の協力を得てトラブル解消を図ること、場合によっては学校を変えることが重要です。
まずは、できる事から始めてみましょう。なお、朝日さんが参加してくださった不登校解決勉強会ですが、こちらは1年に一度のみ行うものです。
今年は2024年12月15日(日曜)の13時から、オンラインで行います。今お子さんが学校に行けなかったり、行き渋りや遅刻などが増えている場合、今やるべきことがわかるはずです。
現在は先行割引価格で参加できますので、興味があれば下のリンクから内容をご確認いただければと思います。
>>不登校解決勉強会の詳細はこちら
明日ですが、「部活の応援に来るなと言われたらどうする?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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