先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3女子。真面目で成績も悪くはないのですが、塾が難関校を目指すクラスで、いっぱいいっぱいになっています。
志望校も決まっていないのに、やみくもに勉強をしています。頑張っているので応援してますが、ついつい勉強や志望校の話ばかりしてしまい、娘からも嫌な顔をされます。
説明会なども私が調べているので、心配で聞いてしまいます。高校の話で追い詰めてしまっているのでしょうか。
闇雲に勉強を頑張っているけれど、受験の話をすると嫌な顔をされる。これでは、今後の受験が不安になってしまいますよね。
そこで今回は、子どもの受験を行う上で、親が気を付けるべきことや正しいサポート法をお伝えしましょう。
この内容を理解していただければ、受験も合格し、入学後も充実した学校生活が送れます。受験の話で、親子でぶつかることもなくなるはずです。
親子でする会話の基本法則
まず、親子のコミュニケーションを円滑にするためには、「子どもがしたい会話9割、親がしたい会話1割」を意識しましょう。
子どもが話したいことに耳を傾けることで、親子の信頼関係が深まり、子どもは自分が大切にされていると感じることができるからです。
具体的には、子どもと進路について10分間話したい場合、その前に90分間子どもが興味を持っている話題について会話をすることが理想です。
親は一方的に自分の話をするのを控え、まずは子どもの話を聞く姿勢を持ちましょう。
闇雲に勉強するのは時間の無駄
今回の相談者さんの場合、志望校が決まっていないことが問題です。まずは明確なゴールを設定し、合格に向かって勉強に取り組むようにしましょう。
必要のない勉強をするくらいなら、友達と遊んで思い出を作ったり、クラブ活動に取り組んだりした方がいいからです。
こういった時間でリフレッシュすることでストレスが減り、学習効率も向上します。そのために、まずは親子で話し合いをし、子どもが行きたい志望校を決めましょう。
この際、子どもの意見や希望を尊重することが大切です。親が適当に説明会や学校情報を調べても、そもそも興味がないところなら行く意味すらありません。
必要以上に子どもが勉強するなら
ただし、子どもが必要以上に勉強する場合、勉強自体が好きな可能性があります。この場合、無理に止める必要はありません。
しかし、健康や精神状態に配慮することが重要です。子どもが明らかにストレスを感じていたり、体調を崩したりしそうな場合は、
「無理しなくていいよ、あなたは十分頑張っている。大変ならクラスを下げてもらう?」などの話をしっかりすることが重要です。
子どもが安心して話せる環境をつくり、過度のプレッシャーを減らしていきましょう。
本日のまとめ
闇雲に勉強するのは、時間の無駄です。明確なゴールを設定し、その合格に向かって必要な勉強を取り組むことが重要です。
まずは親子で話し合いをし、子どもが行きたい志望校を決めましょう。
子どもが勉強を頑張っているなら健康や精神状態に配慮し、休憩を促したり、日常の声かけなどでサポートしていきましょう。
明日ですが、「難しいと言われた志望校に合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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