先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2息子。学校では友達も多く、部活や委員会も積極的に行っていますが、学習面で悩んでいます。
塾は毎回遅刻で、成績が伸びません。しかし、辞めてしまうと勉強習慣もなくなりそうで不安です。
5教科130点前後で、提出物のサポートをしていますが、出していないときもあり、こちらも心も身体も疲弊しそうです。どうすれば改善されるのでしょうか。
提出物を出さない子どもに対し、サポートをしても改善されず悩むケースは少なくありません。成績への影響や将来を思うと、心配になるのは当然でしょう。
でも、大丈夫です。考え方を少し変えるだけで、こうした問題は意外とスムーズに解決できます。今回はこういった場合の対応法をまとめました。
上手にサポートすることで、親子で無駄にぶつかることが減ります。子どもが自立をし、親自身のストレスも軽減されていくはずです。
心と体が疲弊してしまうときの対応法
最初に一つ、大事なことをお伝えします。そもそも人には得意・不得意があるということです。
今回のお子さんの場合、友達が多く、部活や委員会を頑張っていることは得意な部分でしょう。
一方、学習面や提出物に関しては苦手な部分といえます。この苦手なことに目を向けてしまうと、どうしても心が疲弊してしまいます。
そこで、いい部分に目を向けてみましょう。友達が多い、部活や委員化も頑張っているのはすばらしいことですよね。
良い部分に目を向けることができると、子育てのストレスはかなり減るはずです。
塾に遅刻する理由をチェックしよう
次に、現在相談者さんのお子さんは、塾に遅刻している状況です。そこで、この原因を明確にしましょう。
子どもと一緒に話し合い、原因に応じて適切な対応をとってください。そもそも塾に行きたくない場合は、無理に続けても成績は伸びない可能性が高いです。
その場合は塾をやめるか、別の塾や家庭教師を検討することも選択肢の一つでしょう。
つい塾のことを忘れて遅刻してしまう場合、塾の時間が近づいたら、親が声をかけてあげればいいです。
何でも子どもに一人でやらせようとするのではなく、子どもが一人でできるようになるまでは、しっかりとサポートすることが大切です。
提出物を出せないときの対処法
提出物も同じです。子どもが一人でできるようになるまで、親がサポートしましょう。
わからない問題があってできないなら、親が手伝ってあげればいいのです。忘れやすい場合は、当日の朝に再度声をかけましょう。
このように、子どもが一人でできないことは親がサポートすればいいです。どんな子でも、いずれ一人でできるようになります。
そこまで待ってあげましょう。できていないことに悩むのではなく、「どうしたらできるようになるか」を考え、親子で前向きに取り組んでいくことが大切です。
本日のまとめ
子どもには得意・不得意があり、得意な部分を認めることで気持ちに余裕を持つことができます。
苦手なことは原因を明確にし、親が必要なサポートをしましょう。悩むよりも「どうすればできるか」を考え、親子で前向きに取り組んでいくことが大切です。
明日ですが、「模試の結果が悪い時、志望校はどうする?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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