子どもの模試の結果が酷いと、受験が不安になりますよね。しかし、模試の見方が間違っている可能性もあります。
そこで今回は、正しい模試の見方や結果の活用法と志望校の判断方法について解説しましょう。
正しく模試の結果を見て判断ができるようになれば、受験成功につながります。慌てて志望校を変える前に、チェックしていただけますと幸いです。
模試は受けるべきか?
そもそも、模試は受けるべきでしょうか?私は、最低でも3回は受けることをおすすめしています。模試には、次の2つのメリットがあるからです。
1つ目は「独特の雰囲気に慣れることができる」ことです。学校の定期テストとは異なる緊張感の中で、問題を解くという経験が積めます。
2つ目は「問題を解くペース配分を学べる」ことです。公立高校の入試問題のような形式で作られているため、自然とペース配分が身につきます。
これら2つの理由から、模試はできれば受けた方がいいでしょう。ただし、入試直前に受けて不安になるタイプの子は、直前には受けないでください。
模試の結果に一喜一憂しない
模試の結果を見て重要視すべき部分は、「点数が取れた教科・取れなかった教科の分析」です。この原因を探り、今後の改善ステップを具体的に考えていきましょう。
たとえば、国語の長文読解で点数が取れなかった場合、今後はその対策を重点的にやっていくように計画を立てるのです。これが、模試の正しい活用方法です。
一方、志望校の判定結果はあまり当てになりません。適当に志望校を書いている受験生もいるため、参考程度にしましょう。
たとえば、12月にE判定だった子が1月にC判定になることはよくあります。模試の結果が悪かったからといって、すぐに志望校を変える必要はありません。
12月に行われる個人懇談で、内申点や定期テストの結果、模試の結果などを担任の先生と話し合い、総合的に判断しましょう。
模試の成績を上げる勉強法
模試の対策をする場合、どのようにすればいいのでしょうか。基本的な勉強法は、受験勉強と基本的に同じです。
まずは「受験対策問題集を繰り返し解く」ようにしましょう。出題される問題の語句や解き方を、覚えることができるからです
次に「英単語・英熟語・漢字をコツコツ暗記」しましょう。毎日少しずつ覚えることで、基礎力が確実に上がります。
最後に「苦手分野の個別対策」をしましょう。英語のリスニングや国語の長文読解など、模試の結果を見てわかった弱点を重点的に勉強しましょう。
これらを地道に行うことで、模試の点数を着実に上げることができます。
本日のまとめ
模試の結果が悪くても、焦る必要はありません。特に志望校の判定は当てにならないので、一喜一憂しないようにしましょう。
大切なのは「点数が取れなかった分野」の分析です。改善点を見つけて、重点的に対策を行っていきましょう。
その上で受験対策問題集を繰り返し解くこと、英単語や漢字の暗記をコツコツ行うことで、確実に成績は上がっていきます。
明日ですが、「引っ込み思案の子どもの改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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