不登校の子にフリースクールに提案するタイミング

フリースクール

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中1息子。2学期前半から不登校が続いています。家ではゲームばかりしていて、復学する気配はありません。

時間がかかっても学校に戻れたらと思う反面、学校に行かなくても生きる道はあるのではないか、学校以外の居場所があった方が毎日充実して、自己肯定感もあがるのではないかと思うようになり、最近、フリースクールなどの情報集めを密かに始めたところです。

不登校になって3、4ヶ月の子にフリースクールを提案するのは早いのでしょうか?学校行かないなら、ゲーム以外の何かをして欲しいと思ってしまいます。

不登校の子どもをフリースクールに通わせるべきかどうか、またそのタイミングはいつがいいのか、というのは親として悩みますよね。

そこで今回は「不登校の子にフリースクールに提案するタイミング」を解説しましょう。

子どもの状況に合わせて提案をすることで、社会復帰はスムーズになります。自信や自立にもつながり、将来の不安は減っていくはずです。

結論!子どもが望んでいるならいつでもOK

子ども

今回の質問では、「3〜4ヶ月不登校の子に提案してもいいか?」とあります。

ただここで大切なのは、「何ヶ月不登校か」ではありません。「子どもがフリースクールの提案を望んでいるかどうか」が重要です。

たとえば、子どもが学校でのいじめが原因で不登校になったとしましょう。しかし気持ちが落ち着き、最近は家にずっといる生活が辛くなってきたとします。

この場合は、今すぐ提案しても大丈夫です。一方、部屋に引きこもっていて会話すらできないなら、今は提案はしない方がいいでしょう。

つまり、「時期」ではなく「子どもの状態」で判断することが大切です。

提案が適切かどうかを判断するチェックポイント

チェックする

では、不登校の子がどのような状態だったら提案すべきなのでしょうか。チェックするポイントは、3つあります。

1つ目は「愛情バロメータが高いかどうか」です。子どもと他愛のない会話ができているかどうかを、チェックしましょう。

2つ目は「子どもの気持ちが前向きになっているかどうか」です。学校や勉強、外出などに対する興味があれば、前向きと考えていいでしょう。

3つ目は「フリースクールの話ができそうかどうか」です。子どもの部屋に話を出すだけで拒絶しそうなら、まだ提案しない方がいいでしょう。

これらの3つをチェックしていただき、全てクリアしている場合は提案してもOKです。

フリースクールが向いている子どもの特徴

学校

フリースクールに向いている子には、2つの特徴があります。1つ目は「学校が合わない子」です。

学校のルールや集団生活が合わず苦痛を感じていたり、授業中にじっとしているのが辛かったりする場合、合わないと考えていいでしょう。

2つ目は「学校が怖い子」です。いじめを受けたことなどで、学校に対する恐怖感やトラウマを抱えている場合も、いきなり学校復帰は難しいでしょう。

これらの場合は、まずはフリースクールがおすすめです。この2つに当てはまらない場合は、フリースクールではなくいきなり学校復帰も可能でしょう。

本日のまとめ

子ども

不登校の子にフリースクールを提案するタイミングは、「子どもの状態」をチェックすることが大切です。

子どもがフリースクールに興味を示し、気持ちが前向きであれば提案してもいいでしょう。

特に、学校が合わない子や学校が怖い子は、学校よりもフリースクールが向いているといえます。子どもの状況に合わせて、判断していきましょう。

明日ですが、「1日13時間のゲーム依存が解決した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!不登校の子にフリースクールに提案するタイミング

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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