子どもがいつもイライラしていて、勉強に集中できないことはありませんか?
この場合、原因は「食事」にあるかもしれません。そこで今回は、「思春期の子が落ち着く食事の法則」をお伝えしましょう。
脳と栄養の関係を研究する栄養神経科学から判明した、効果的な食事法です。
この食事法を取り入れることで、子どもの心が安定します。集中力も高まるため、成績も上げることができるはずです。
栄養神経科学とは
栄養神経科学とは、脳と栄養の関係を研究する新しい学問分野のことです。
この研究から、規則正しい食事習慣が感情コントロールに大きな影響を与えることがわかってきました。
特に重要なのが「朝食をしっかり取ること」です。朝食を抜くと血糖値の乱れが起こりやすくなり、イライラしやすくなります。
また、必要な栄養素が不足すると、脳の働きに大きな影響が出てきます。特に思春期は、心身の成長が著しい時期です。
そのため、栄養バランスの乱れが感情の起伏に影響を与えやすいといえるでしょう。
朝食と成績の関係
実は私も以前、メルマガ読者1264人に朝食に関するアンケートをお願いしました。
その結果、テストの点数の平均が80点以上の子どもの91%が、毎日朝食を食べていたのです。
一方、成績の平均が20点未満の子どもでは、毎日朝食を食べている割合は56%でした。
この結果から、朝食を食べる習慣が成績向上につながる可能性が高いとも言えます。
成績が上がる朝食メニュー
では、どのような朝食を摂れば、栄養バランスが良くなるのでしょうか。具体的には、
- 主食:ご飯やパンで炭水化物をしっかり摂取することが重要です。
- たんぱく質:卵や魚、納豆などで脳の働きを活性化させましょう。
- 野菜:ビタミンやミネラルを補給し、集中力を高めます。
- 乳製品:カルシウムを補給し、神経の働きを整えます。
- 果物:ビタミンCで疲労回復を促進させましょう。
その辺りは、体調と相談しながら調整しましょう。
本日のまとめ
規則正しい食事習慣は、子どもの感情コントロールに大きな影響を与えます。
特に朝食は、脳の働きを整える重要な役割を果たしており、集中力UPにもつながります。
バランスの良い朝食を習慣化することで心が安定し、成績向上にもつながるでしょう。
明後日ですが、「別室登校の中学生に親がすべきこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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