先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小6の息子。今年の担任は26歳の女の先生で、なめられないように頑張っているのか、話を聞いてくれず一方的に怒鳴る先生のようです。
クラスのグループラインでは担任の事を「あのババア」と文句を言っている人達がいると息子が言っていました。
息子も理不尽に怒られたと感じたことがあり、先生が嫌だし授業も楽しくないし、クラスも荒れつつあるようで学校行きたくないと言います。どうしたらいいでしょうか?
担任の先生が理不尽に怒ってきて、子どもが学校に行きたがらないと困りますよね。特に若い先生の場合、経験が浅くてうまく指導できないこともあるかもしれません。
そこで今回は、「理不尽に怒る担任への対応法」をお伝えしましょう。間違った対応をしてしまうと、不登校が長期化することもあります。
正しく対応することで、子どもは安心して学校に通えるようになり、問題も解決していくはずです。
まず子どもの気持ちに寄り添う
最初にやるべきことは、子どもの気持ちにしっかり寄り添うことです。お子さんは、学校に行くだけでイライラしています。
その気持ちを受け止め、「そうか辛いよね」「理不尽に怒られて嫌だよね」と共感しましょう。
そうすることで、子どもは愛情を感じます。愛情バロメータも上がるため、親の話も聞けるようになるのです。
ただし、子どもと一緒になって担任の先生の悪口を言うのはやめましょう。子どもの不満が、さらに強くなってしまいます。
事実確認と対処法を一緒に考える
次に、子どもの話をしっかり聞いて具体的にどんな状況で怒られたのかを整理しましょう。先生も人間です。完璧ではありません。
そのことを子どもに伝えた上で「どうしようか、一緒に対処法を考えよう」と声をかけてください。
たとえば、話を聞いてもらえないときは学年主任や部活の先生に相談する。あまりにひどいときは、お母さんが学校に連絡するなどの案を伝えましょう。
ただし、グループラインでの悪口は絶対にやめるように伝えてください。
万が一問題になった時に、お子さんが加害者になってしまう可能性があるからです。
学校と連携して問題解決を図る
こういったサポートをしてもお子さんのイライラが限界に達しているなら、学校に連絡を取りましょう。
担任の先生、学年主任と一緒に話す場を作ってもらい、子どもから聞いた話が事実かどうかを確認してもらうのです。
事実なら、改善してほしい点を具体的に伝えましょう。それでも解決しない場合は、学年主任と教頭先生に相談してください。
同じような悩みを持つ保護者がいるなら、一緒に相談に行くのも効果的です。子どもを守れるのは、親だけです。遠慮はいりません。
※もちろん、言い方には注意をしてください。
本日のまとめ
理不尽に怒る担任には、まず子どもの気持ちに寄り添った上で、担任の悪口は言わないことが大切です。
事実確認をした上で対処法を一緒に考え、必要に応じて学校と連携しましょう。
学年主任を交えた話し合いで問題解決を図り、それでも改善しない場合は教頭先生にも相談してください。
明後日ですが、「友達と仲直りする3STEP」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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