先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学1年男児、中学から通常クラス、小学校まで国語だけ情緒クラスでした。ADHD,ASD,発達性運動協調障害で板書が苦手です。
勉強は、教科書、学校ワークをわたしが机に出してあげて、定期テストの計画も立てられなく、飽きてしまうのでタイマーで区切り全科目つきっきり。
「ママとやりたい」といわれますが私も限界です。塾は個別で数学を教わってますが、結局わたしもみています。
自立は遅くなりますよね。なかなか親離れしてくれません。どうしたらよいでしょうか。
発達障害のお子さんの勉強について、一人で頑張りすぎて疲れていませんか。でも、安心してください。
正しくサポートすれば、親の負担を減らしながら子どもを自立させることができます。
そこで今回は、「発達障害児の勉強サポート法」をお伝えしましょう。間違った方法を続けていると、自立が遅くなるため注意しましょう。
基本的な勉強サポート法
大前提として、発達障害かどうかに関係なく、子どもが一人でできないことは親がサポートするのが基本です。
たとえば一人で計画を立てたり、教科書を出したりすることができないなら、大人がサポートしましょう。
中学1年生でも、3~4割の子しか一人で勉強できません。特に発達障害の傾向がある子は、定型発達の子と比べてできないことが多いです。
そのため中学2年生になろうが高校生になろうが、できないことがあるならサポートしましょう。
親がどうしても限界なら
とはいえ、親がサポートするのがつらい場合は、第三者の力を借りましょう。
たとえば、勉強は家庭教師や塾などを利用するのはありです。ただし発達障害の場合は、その発達特性に合わせたサポートをしなければいけません。
そのため、ある程度は専門的な知識がないとサポートが難しいでしょう。
発達障害に関する知識がある人に、お願いすることが大切です。
すでに塾に入っているなら
今回の相談者さんのように、すでに個別塾に入っていてサポートが厳しい場合、塾の頻度を増やしましょう。
「勉強は基本的に塾で行い、家は休むところ」と決めた方が、親子でぶつかることも減ります。
新たに家庭教師を雇うよりも、塾の頻度を増やした方がコスト的にもいいでしょう。
とはいえ塾の専門的な知識が足りない場合は、家庭教師を追加でお願いする形がいいです。
本日のまとめ
発達障害の子は、できないことをしっかりサポートした方が、早く自立できます。一人でやりなさいと突っぱねると、親離れが遅くなるので注意しましょう。
親の精神的負担が大きい場合は、塾の頻度を増やしたり家庭教師を追加したりして、第三者の力を借りるのがおすすめです。
明日ですが、「高校受験対策勉強会2025を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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