本日は最近頂いた2名の成果報告(子育て版)を紹介します。※子育ての成果報告のため、名前はペンネームにしております。
1人目は高川さんです。高川さんは元々親子関係が良好だったのですが、今年の2月から私の思春期の子育てプログラムに参加をしてくださいました。その結果さらに親子関係が良好になりました。
もう一人はミレーさんです。ミレーさんは今年の1月に、私の思春期の子育てプログラムに参加してくださいました。海外からの参加でした。
元々反抗期がかなり酷かったのですが、今では恋愛の話をするレベルまで、愛情バロメータが上がりました!
現在親子関係が良好であれば高川さん、反抗期が酷いのであればミレーさんの成果報告は非常に参考になると思います。
※また反抗期についてはこちらの記事に詳しくまとめていますのでよかったら参考にしてみてください。
>>中学生の反抗期対策
髙川りえさん
上記は高川さんから、実際に頂いたアンケートになります。スマホだと少し見にくいと思うので、少しずつ抜粋しながら解説していきます。プログラムに参加した結果、
1.長い間の子育てに対する不安が解消した
2.子どもから思いがけない反応があった
3.夫からねぎらいの言葉をかけられた
という変化がありました。
思春期の子育てって、正直手探りのところが多いと思います。私も教師1年目の時は、子どもにどう接したら良いのかわかりませんでした。
だから何か指南書があると、便利だなという想いから、思春期の子育てプログラムを作りました。高川さんはこの指南書に沿って、子どもに向き合うようにしてくださったので、迷いがなくなったのかなと思います。
子どもから「うちはずーと親子関係いいよね」という言葉を頂きました。
これは親にとって、本当にうれしいことですよね。テストで100点を取るよりも、嬉しいことだと思います。
こういった言葉が出てきたら、もう子どもが荒れることはなくなると思います。
高川さんが実際に行った行動
高川さんは実際に、どういったことを意識して、子どもに向き合っていったのか?実はプログラムに参加している間に頂いたメッセージがあります。
親の影響を子どもに受けてもらい子どもに変化をもたらしたいのであれば、まず親の方が子どもから影響を受けることが大事ですよね。
道山先生に出会ったばかりの1年前はこの部分の理解が半分でした。その結果、自分も家族もしんどくなったという大失敗をしてしまいました。
現在は 子どもの話に耳を傾ける時間を増やしています。テキストにあるように 過干渉を控え、子どもの精神的な要求を聞き、応えるように過保護にするように努めています。
過保護に接するというのは、子どもの要求を聞くということです。ただどこまで聞いたら良いのかという判断って非常に難しいですよね。
聞きすぎてしまっても、自分の時間が無くなりストレスになりますし、聞かなすぎてしまうと、親子関係は良好にならないからです。
高川さんの場合は、子どもの話に耳を傾ける時間を増やすという部分に特化されています。人間なら誰しも、「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求があります。ここに特化されたということです。
もしあなたが今、どの要求まで聞いたら良いんかわからないという場合、一度高川さんと同じように、話を聞くという部分だけに集中してみてください。
毎日30分子どもの話を聞くだけで、1か月後の親子関係がさらに良好になると思いますよ。素敵な成果を送ってくださった高川さん、本当にありがとうございました。
ミレーさん
上記はミレーさんから、実際に頂いたアンケートになります。スマホから閲覧されている場合、若干見にくいと思うので、重要な個所をこちらで引用しながら、考察をお伝えします。
一時は児童精神科医に相談しようと思うくらい、反抗期が酷かったです。
病院に通おうかと思うのは、相当辛い状態だったと思います。
道山先生の解説は、子どもの立場をブラック企業で働いて、上司に認めてもらえない部下という感じで表現してくださいました。
そのおかげで、子どもの気持ちが理解できました。
実は親子関係が悪くなってしまう家庭って、今話題のブラック企業と同じようなシステムになっているんですよね。
- 毎日家に帰ったら勉強しなさいと言われる⇒オフィスに戻ったら「もっと契約を取ってこい」と言われる
- 夜21時を過ぎると「いつになったら勉強するの?」と言われる⇒夜21時を過ぎてもひたすら残業させられる
- 叱られるばかりで褒めてもらえない⇒どれだけ頑張っても昇級しないどころか給料は下がる一方
子どもにとって居心地の良い空間はどういうものなのか?という部分に、気づいてくださったからこそ、親子関係が良好になったわけです。
恋愛の話をしてきたら愛情バロメータはかなり高い
ミレーさんからいただいたメッセージの中に、こんなフレーズがあります。
今では彼氏の話をするほど良好な関係になりました。
勉強会でお伝えしていることの中に、「子どもが恋愛相談をしてきたら、親子関係は非常に良好である」という公式があります。
なぜなら思春期の子どもにとって、恋愛の話は最も親に知られたくないテーマだからです。つまり最も知られたくない話を、自ら進んで話してくる関係まできたら、親子関係は非常に良好だといえるのです。
ミレーさんの場合、まだまだ反抗的な部分もあるので、愛情バロメータがマックスというところまでは進んでいないと思います。
ただ恋愛相談をしてきているということは、かなり高い状態まで来ていると思います。あなたのお子さんは、あなたに対して恋愛相談をしてきますか?
現在愛情バロメータを上げようと努力中なら、最終目標は「恋愛相談」に持って行って下さい。恋愛相談ができる関係までこれば、今後お子さんが大きく荒れることはほとんどなくなると思います。
素敵な成果を送ってくださったミレーさん、本当にありがとうございました。本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
道山ケイ
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こんにちは。
溜め読みですが、メルマガ読ませてもらっています。
今回は、ミレーさんの「ブラック企業の部下の表現がわかりやすい」という言葉に、ものすごく共感しました。
ちょうど昨日、高1の娘がお弁当箱をそのままにしていたので「ちゃんと流しに出して」と言ったら
「学校で頑張ってきているんだから、家ではグダグダさせてよ。自分でお弁当作ったんだから」と。
「それは母も同じだよ。お弁当は自分から作るって言ったし、そこはちょっと違うでしょ」とは思ったのですが、
「(合唱コンクールの練習もあるからかもしれませんが)結構気を張っているんだな」と再認識しました。
まさにブラック企業の部下状態だったんですね。
中1の息子も英語が全く覚えられず居残りさせられ、テニス部では一番下手で。
それでも家では明るくいてくれて、感謝ですね。
こちらの意見は最小限にして子供の話を聞くことを努力したいと思います。
ありがとうございました。
そうですね。お弁当箱くらいはやってあげていいと思いますよ(^^♪