先日、こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の男子です。クラブチームに入っていて平日も遅くまであり、休日も1日朝から夜遅くまでやることもあります。
強くなったり、試合負けたりすると、もっとやりたくなり監督からも休むのは甘えと言われやらざる負えなく、勉強時間の確保ができません。
思春期もあり親の言う事より監督優先になってしまい困ってます。勉強も疎かにしてほしくないです。
部活やクラブチームに夢中で勉強が全くできていないと、心配になりますよね。
そこで今回は「部活漬けで勉強ゼロの子どもへの対応法」について解説しましょう。間違った対応をすると、子どもは反発してしまいます。
上手にサポートをすれば部活と勉強を両立できるようになり、充実した学校生活を送ることができるはずです。
どうしても頑張りたいことがあるなら?

相談者さんのお子さんは、現在本当にやりたいことが見つかっている状態です。この場合、一旦は応援するのがいいでしょう。
一度、何かに全力で取り組む経験ができると、将来社会に出て好きな仕事が見つかったときにも、同じように頑張れるからです。
今はまだ、中1なので、勉強は後から挽回ができます。もちろん、理想としては、勉強とクラブが両立できたらいいです。
ただ、体力的に、現状それは難しいでしょう。それを考えると、今はやりたいことを応援してあげるのがいいです。
成績があまりにひどい場合は?

とはいえ、成績があまりにひどいと気になるでしょう。では、どのレベルまでは気にしなくていいのか。
私の場合、オール3あれば全く気にしません。オール2前後は微妙なライン。オール2を切ったら、現実だけは伝えます。
「今の状態が続くと高校進学できない。せっかくここまで頑張ってきたんだから、せめてオール2ぐらいは取ろう」という感じです。
それを聞いて子どもが「じゃあ頑張ろうかな」となれば、親ができるサポートをしましょう。問題を出したり、計画をしたりするなどです。
それでもやらないときは?

これでも子どもがやらなかったら、どうするか。2つ方法があります。1つ目は、条件を決めることです。
「オール2を切ったら平日はクラブチームをお休み、オール2を維持できていたら行っていい」などを決めましょう。
ただし、これは親の意見の押し付けです。親子関係が良くて、子どもが納得する場合のみできます。
2つ目は、監督から話をしてもらうパターンです。監督から「この成績じゃクラブをやらせられない。せめてオール2以上は取ってこい」
と言ってもらえば、子どもも頑張るでしょう。ただし、少し無理することになるため、体力がないと倒れてしまうことがあります。
本日のまとめ

子どもが本当にのめり込めるものを見つけたなら、一旦それを応援するのがいいでしょう。
ただし成績がオール2以下なら、高校進学ができなくなる可能性を伝え、親ができるサポートを伝えていきます。
それでもやらない場合は、クラブチームを続ける条件を作るか、監督から話をしてもらうといいでしょう。
明日ですが、「押し付けをやめたら第一志望に合格した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ






































































































































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