先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校だとテストは受けられないとの事でしたが、娘は真逆で、テストは受けます。
小井出先生の電話相談のお陰もあり、徐々に登校回数も増えてはきました。テストに照準を合わせている様です。
この場合は、どういう状況と捉えれ、どのように解決していけばよいでしょうか?
不登校は、学校に行けないので当然テストも受けられなくなります。しかし、「テストだけは受けられる」子もいます。
では、テストが受けられる子と、テストすら受けられない子、両者の不登校は一体なにが違うのでしょうか。今回の記事で、詳しくお伝えします。
この内容を理解していただければ、不登校解決のメカニズムが分かると思います。その結果、今学校へ行けていない子でも少しずつ行けるようになります。
不登校が解決すれば、お子さんの未来は明るくなると思うので、参考にしていただければ幸いです。
テストが受けられる=解決直前
今回の相談者さんの場合、「登校回数が増えてきている」と書いてあります。これは、不登校が解決に向かっているとても良い状態ということです。
不登校解決というのは、ある日を境に突然一週間すべて登校できるようになるわけではありません。最初は、1週間に1回行けるようになった、などのさみだれ登校から始まります。
今回の相談者さんのように「テストだけは受けられる」場合、子どもが自分の受験を意識し始めているということです。
将来を見据えて、テストが受けられる状態まで来ているということなので、このまま行けば1ヶ月以内に不登校が解決できるでしょう。
焦りは禁物!悪化させる可能性大
たとえば、月火水木と学校へ行けたのに、子どもが金曜日は休もうとしていたらどうでしょうか。
また、テストが3日あって、最初の2日間は行けたのに、最後の1日だけ休もうとしていたらどうでしょうか。
もしかしたら「あと1日だから、頑張って行こう!」と声を掛けてしまうかもしれません。しかし、これは絶対にダメです。
不登校解決中の子どもは、すべてのエネルギーを「学校へ行くこと」に費やしています。この状態は、頑張ったけど最後にエネルギーが切れてしまった感じです。
それでさらに無理をさせてしまったら、来週からまた不登校に逆戻りになります。
「頑張ろう」という声掛けではなく、「今週は4日も行けたんだから、無理しなくていいよ」というポジティブな言葉をかけてあげましょう。
今まで通り愛情バロメータを上げる
不登校解決まであと一歩というところまで来たら、今までやってきたことをとにかく継続することが大事です。
子どもの不登校があと少しで解決するというお父様お母様は、おそらく私がこれまでお伝えした内容をしっかり理解して実践していただいた方だと思います。
愛情バロメータを上げることや、過干渉をやめることなど、きちんと実践してこられたからこその成果だからです。
ただ、ここで焦ってしまうとふりだしに戻ってしまいます。焦らず、これまで続けてきたことを同じように続けましょう。不登校解決まで、あと一歩です。
本日のまとめ
不登校でもテストが受けられるというのは、受験を視野に入れて考えることができるようになっている証拠です。不登校は、解決直前の状態ということです。
しかし、ここでお父様お母様が焦ってしまうと、また学校に行けなくなってしまいます。焦らないようにしましょう。
「あと1日頑張れば・・」というときでも、子どもに無理をさせないことが大事です。頑張ろうではなく、よく頑張ったねと声をかけましょう。
なお、不登校解決まであと一歩というときにやるべきことは、これまでやってきたことを継続させることです。あと少しなので、頑張りましょう。
明日ですが、「部活の保護者トラブル解消法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!テストは受けられる不登校の解決法
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