先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2娘が国語の音読の効果はなく、やりたくないと言ってます。
5教科合計300点を取ればファンクラブに入るとごほうびを決めていますが、もう無理と言っています。(2学期期末262点)
親子関係はよくなり、学校の話など前より増えてきました。過干渉しないように自分の言葉を注意しています。
どういう声をかければ効率的な勉強をしてくれるか、教えてほしいです。
子どもが非効率的な勉強をしていると、親としてなんとかやめさせたいと思ってしまうでしょう。
しかし、無理やりやめさせるのは危険です。本日は、その理由と親の関わり方をお伝えします。
うまく目標とごほうびを決められれば、子どものやる気もUPするはずです。高校受験の合格率も、ぐっと上げられるでしょう。
やる気を出すために目標を下げよう
はじめに、やる気を出すために目標を下げましょう。「300点は無理」といっているということは、最初から諦めている状態です。
これでは、やる気は出ません。そのため「何点なら目指せそう?」と聞いて、本人に決めさせるといいです。
たとえば最初は280点にし、テストごとに毎回10点ずつ目標を上げていくのもいいでしょう。
達成できればファンクラブ継続、できなければ一時退会などの条件もつけていくのがおすすめです。
目標達成は合計点で考えよう
相談者さんのお子さんは、国語の音読をやりたくないと言っています。この場合、無理にやらせる必要はありません。
いちばん大切なのは、子どものやる気だからです。無理にやらせると、やる気がなくなってしまいます。
子どもが苦手教科の克服したいというなら別ですが、そうでない場合は他の教科を伸ばすといいでしょう。
高校受験は、各教科の合計点で合否が決まります。そのため、合計点が上がるようにサポートすることが大切です。
国語以外が85点以上になったら?
頑張って勉強をし、国語以外の教科が85点以上になったとします。この場合、他の教科をさらに上げるよりも、苦手な国語を上げた方が効率がいいです。
ここまできたら初めて、「国語で90点取っている子は、どうやって勉強しているのかな?」と友達に聞いてみるよう促してみましょう。
友達が「音読20回やっているよ」と言えば、子どもも素直に聞き入れるはずです。
もちろん、音読以外でも点数を上げる方法はありますので、別の角度からのアプローチも考えるのもいいでしょう。
本日のまとめ
子どもが非効率的な勉強をしていたとしても、本人が嫌がる場合、無理やり変える必要はありません。
大切なのは、子どものやる気だからです。5教科の合計点で考えるようにして、少し頑張れば届くレベルの目標を決めていきましょう。
明日ですが、「子どもから好かれる親と嫌われる親」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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