先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学生の娘です。起立性調節障害で朝起きられず、不規則登校です。毎日車で送っています。朝起きられないのに、遅くまでスマホを見ていたりします。
スマホを取り上げても、キッチンで何か食べたり、寝ようとしません。どのように対応したら良いでしょうか?
なかなか朝起きられないというお子さんの場合、どのように対応していけばいいのか悩みますよね。
特に最近は、コロナウイルス蔓延による外出自粛と運動不足により症状が悪化するケースもあります。
そこで、子育ての目線で「起立性調節障害」の改善ステップをお伝えしていきます。症状を落ち着かせることができれば、不登校が改善しやすくなり、子育ても楽になるはずです!
起立性調節障害の原因
起立性調節障害の原因として、最も大きいのがストレスです。
特に、悩みやすい気質や性格だったり、学校や家庭でトラブルがあったりすると、これらが引き金となり発症するケースが多いといえるでしょう。
またホルモンバランスの変化も影響しているため、思春期に多く見られやすいです。子どもから大人へと変わる時期で、身体も心も不安定になりやすいからです。
つまり、誰にでも発症する可能性があるといえるでしょう。
やってはいけない治し方
起立性調節障害は、身体の病気です。そのため、本人が頑張れば解決できるものではありません。
つまり朝起きられない症状を治すために、頑張って起こす、頑張って登校させる、サボりだと叱ることは絶対にやってはいけません。
これらを行うと、一番の原因であるストレスが増えるだけだからです。起立性調節障害の子どもには、根本的なストレスを解決することが必要になります。
親ができる治し方
具体的な改善方法をお伝えします。まずは、家庭でのストレスをなくしましょう。子どもがストレスになる声掛けをやめ、無理に頑張らせないことが大切です。
今回の相談者の場合、スマホをとりあげたことで暴飲暴食や睡眠不足につながっています。つまり、スマホを取りあげたところでストレスは改善していません。
もちろん昼夜逆転生活を治すためには、ある程度ルールが必要です。しかしいちばんやるべきことは、お子さんのストレスの根本的な原因を解決することです。
次に、ストレスなく学校に行けるようにしましょう。遅刻をなくすために、車で送ってあげるのはいい方法です。学校でのトラブルがあれば、先生と連携して改善していきましょう。
家庭と学校のストレスがなくなれば、起立性調節障害の症状は和らぎます。それでも症状が良くならない場合は、児童精神科医と相談して薬、サプリメント、漢方、プロテインなどによるアプローチを考えるのもありです。
本日のまとめ
起立性調節障害は、本人が頑張れば解決できるものではありません。根本的な原因である「ストレス」を取り除くことが、いちばんの改善策です。
そのため、家庭では子どもがストレスになる声掛けをやめ、無理に頑張らせないようにしましょう。
学校でのトラブルは、先生と連携し解決していきましょう。家と学校でのストレスが解消できれば、症状はよくなり、不登校も改善できるはずです。
明後日ですが、「5教科合計400点超えした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!起立性調節障害の子にやってはいけないこと
記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。