先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
しつけと甘やかしの違いを知りたいです。
しつけと甘やかしは子育てでよく聞く言葉です。しかし、正しい意味をわかっていない方が多いです。
そこで今回は、「しつけと甘やかしの違い」について解説しましょう。
この違いをわかっていれば、子育てで迷うことがなくなります。子育てで失敗することがなくなるため、お子さんとの関係もさらに良くなるはずです。
しつけとは?
しつけとは、子どもを成長させ、将来社会で困らないようにするためにすべき子育てです。
たとえば靴をいつもバラバラに脱いでしまう子に対して、「靴はそろえて脱ごうね」と伝えるのは、しつけです。
将来仕事をしたときに、こういったマナーができると、相手先からいい印象が得られます。
すると、仕事もうまくいきやすくなるからです。
甘やかしとは?
一方で甘やかしとは、子どもに嫌われたくない思いから、本来ダメなことを注意しない子育てです。
たとえば夜中までゲームをすれば体調を崩して学校に行けなくなるとわかっていても、許してしまうことです。
これを続けると、子どもの社会性がはぐくまれなくなります。
しつけのし過ぎに注意
しつけは大切です。ただ、やり過ぎはいけません。過干渉となって、愛情バロメータが下がってしまうからです。
でも、靴をそろえて脱ぐことも、ゲームを夜中までやらないこともどちらも大事ですよね。では、どうすればいいのか。
ここで大事なのが、優先順位を決めることです。「靴はそろえること」と「ゲームを夜中までやらないこと」どちらが大事でしょうか。
もちろん、ゲームです。そのため、先にゲームを伝え、余裕があれば靴を伝えるようにしましょう。
本日のまとめ
しつけとは、子どもが将来困らないようにするためにすべきことです。甘やかしは子どもから好かれようとして、ダメなこともダメと言わない子育てです。
しつけは大切ですが、やり過ぎると過干渉になります。優先順位を決めて、大事なことから伝えていきましょう。
明後日ですが、「医学部を目指す子の部活両立法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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