高校生でやりたいことが見つからない時は?

先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

> 高3男子の母です。道山先生には感謝しています。以前中学生時代に登校できなくなりその頃から道山先生の 愛情バロメータup作戦を実行しました。

> 無事に学校にも戻り、どん底の成績からも這い上がり、センター模試で偏差値65位までは来ました。

> 本人も両親 学校の先生 塾の先生 みんなの見解では 浪人は向いてないので、この勢いで現役で決めよう!と努力していました。

> しかし、やりたいことが見つからないまま、とりあえずの目標を自宅通学可能な専門系の大学にしていました。11月頃までは順調だったのですが、先日

> やりたいことが見つからない!このままでいいのかな?周りの子たちに勝てない気がすると言って塞ぎ込んでいます。

> 目前に迫った状況でどんな対応をしてやればいいのでしょうか?お忙しい中申し訳ありませんが 教えて頂きたいです。

最初にお礼を言いたいです。というのもこの方、お子さんが中学生の時から私のメルマガなどを読み続けていて、不登校状態から偏差値65になるまでサポートされています。

私がお伝えしたことを、しっかりと実践し、なおかつ結果も出していただき本当にありがとうございます。ただ、人生は山あり谷ありです。

今回のように新しい試練が見つかることもあると思います。でも安心してください。その時には、また次のサポート法があります。

そこで本日は「高校生になったのにやりたいことが見つからない場合の解決法」をお伝えします。

可能であれば、高校3年間にやりたいことが見つけるのが良いです。ただそれが上手くいかなかったときは、本日紹介する3ステップを試してみてください。

きっと、将来最高の人生を送ることができると思います。

ステップ1 とりあえず大学に進学してみる


最初にやるべきことは、とりあえず難しいことは考えず大学に進学してみることです。なぜなら、大学に進学してみると「この学校を目指してよかった」or「やっぱりここは違う」のどちらかの気持ちになるからです。

大学進学後に「この学校は違う」と思ったら、そこでまた大学を受けなおせばよいです。働きたいなら、そのまま大学を辞めて働けばよいです。

何が言いたいのかというと、「考えても答えが出ないなら、とりあえず行動してみよう」ということです。その先に、答えがあるからです。

もちろん、金銭的に「一旦大学に進学する」という行動が難しいなら、「一旦浪人生になる」という行動でも良いです。「考えるよりも行動する」これが大事なのです。

ステップ2 大学進学(浪人)後にやってみたい経験をたくさんする


大学に進学した後は、とりあえずやってみたかった経験をたくさんしましょう。というのも、高校生と大学生では、使えるお金、行動範囲、責任などが大きく異なります。

高校生までであれば、1人で海外に行ってみるという行動はなかなかできません。しかし、大学生であれば、自分でアルバイトをしてお金をためて海外に行くことができます。

また、家を出て一人暮らしをしてみることもできますし、東京に住んでみたいなら東京の大学を受けることもできます。つまり、今までやってみたかったけどできなかったことができるようになります。

これが、夢を見つけるきっかけになるのです。

ステップ3 人生は長い!次の道に進む第一歩を踏み出す


ステップ2を続けていくと、必ずやりたいことが見つかります。特に今回の相談者の子どものような、高校生のうちから自分の将来について考えられる子であれば、必ず見つかります。

このタイミングで、もう一度新たな一歩を踏み出しましょう。自分の夢に大学が必要ないなら、やめて働けば良いです。他の学部に編入する必要があるなら、編入しましょう。

大学を受けなおすことが必要なら、もう一度勉強して受けなおしましょう。人生は長いです。ここで2,3年回り道をしたところで、気にする必要はありません。

一番最悪の人生は、やりたくもない仕事や生き方を死ぬまで続けることです。そうなるくらいなら、早い段階で軌道修正しましょう。

本日のまとめ


理想を言うなら、高校生のうちに夢を見つけ、その夢に繋がる進路に進むのが良いです。ただ、高校生のうちに夢を見つけられない子もいます。

大丈夫です。焦る必要はありません。もし高校生の頃に見つからないなら、大学生で見つければよいのです。もっと言うと、大学生のころにも見つからなければ、社会人になってから見つければよいのです。

人生は何度でも軌道修正することができます。「考えても答えが見つからない時はとりあえず行動してみる」この思考ができれば、人生は上手くいきます!

明日ですが、「中学生向け!社会(地理)の勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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