以前、東京大学を卒業した生徒の2割ほどが、就職も進学もしていない、いわゆる「ニート」になっているというニュースがありました。
現在はどれくらいの割合なのかわからないのですが、有名大学を卒業したにもかかわらず仕事ができない人がいるのは事実です。
ではなぜ、学力が優秀でも就職することができないのでしょうか?私自身2つの理由があると考えています。そこで本日はこの2つの理由について解説します。
この理由が理解できると、勉強よりも大切なことが見えてくるはずです。
理由1 本当にやりたいことが見つかっていない
勉強を頑張って、東大医学部に合格したとします。日本でもトップレベルの偏差値なので、これは本当にすごいことです。
ただ、合格した後に「自分が本当にやりたいことは医療ではない」ということに気づいたら、どうでしょうか?おそらく、医者になろうとは思わないと思います。
有名大学に進学したのに、就職しない理由1つ目は「本当にやりたいことが見つかっていない」ことです。
勉強することは大事なことです。ただ、勉強にだけ意識が言ってしまって「自分の将来の進路」を考える時間すら取れない場合、このパターンに陥る危険があります。
理由2 自分の才能にあった仕事が見つからない
勉強を頑張って、東大工学部に合格したとします。これも本当にすごいことです。おそらく、機械系の会社であれば、どこにでも就職できるはずです。
ただ、合格した子は、小さいころから「機械をいじったり、組み立てたりすること」が大の苦手だったらどうでしょうか?
たまたま、数学や物理が得意だったため、東大工学部には進学出来たものの、就職後は仕事でかなり苦労すると思います。
その結果、職場で「あいつは学力があるだけで、全く仕事ができない」と陰口をたたかれるかもしれません。これがストレスで、仕事を辞めてしまう人もいるでしょう。
このように、自分が進んできた道の先にある仕事が、自分の才能とはかけ離れたところにあるものだったら、仕事を続けるのは難しいのです。
勉強以上に大事のは、夢発見と才能発掘
勉強は本当に大事なことです。東大や京大に進学することができれば、就職で苦労することはほとんどないでしょう。
ただ、これまでに進んできた道が、子どもの好きなことでなかったり、子どもの才能とはかけ離れた道だと、仕事で結果を出すことはできません。
それを考えると、実は勉強よりも「夢を見つけること」「子どもの才能がどこにあるかを見つけること」の方が大事だということがわかります。
逆に考えると、その子が本当にやりたい夢と他の子以上に優れている才能さえ見つけることができれば、多少勉強ができなくても将来活躍できます。
本日のまとめ
バブル経済がはじける前までは、勉強さえできれば、誰でも幸せになることができました。しかし今の時代は違います。
どれだけ勉強ができても、自分が本当にやりたいこと(夢)と、自分の力が発揮できる分野(才能)を見つけることができなければ、幸せになることはできません。
そして、この2つは、学校に通っているだけでは見つけることができません。親が意識的に、子どもに様々な経験をさせたり、子どもの良いところを伸ばしていくからこそ見つかります。
まずはゴールデンウイークなどを活用して、子どもたちに普段できないような経験をさせてあげてくださいね。
次回ですが、「生徒会役員や学級委員は積極的にやるべきか?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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