最近はADHDという言葉も広く知られるようになり、以前に比べるとかなり理解が進んできました。
ただ、まだまだ詳しいことは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、実際に中学校にいたADHDの子の特徴と、対応法を紹介します。間違った対応をすると子どもの能力が発揮できなくなるので、注意しましょう。
私自身がADHDグレーゾーン
そもそもADHDとは、注意欠如多動性障害のことを言います。発達障害の一つで、同年代の他の子と比べて注意力が低かったり、落ち着きがなかったりします。
実は、私自身もADHDのグレーゾーンです。小学校のころには授業中に黙って座っているのが苦手で、先生にはよく叱られていました。
今でも多動なところがあるので、机の角に足をぶつけることが多かったり、じっとしているのが苦手だったりします。
ADHDの教え子の特徴
実際に、私が受け持ったADHD傾向のある子の特徴を紹介しましょう。
その子も授業中に座っていられず、突然廊下に出て行ってしまったり、いつも後ろを向いておしゃべりをしていたりと、落ち着きがない様子がありました。
また、カッとなると止められなくなったり、忘れ物も多かったりするなどの傾向も見られました。
ただ、性格は明るくコミュニケーション力も高かったため、友達も多かったです。
道山が行っていた対応法
当時私は、彼にどんな対応をしていたのか紹介します。まず、座っているのが限界に達したときは、別室で休ませるようにしていました。
これは、ほかの子に迷惑がかからないようにするためです。カッとなった場合も、クールダウンのために別室で1時間休ませていました(保護者に許可を取った上です)。
また、重要な提出物などがある時は、個別に連絡をしていました。普通にプリントを渡すだけでは、忘れてしまうことが多かったからです。
このような対応を個別でした結果、最後まで通常学級に在籍することができました。志望校にも合格しています。
本日のまとめ
ADHDは、それほど珍しい症状ではありません。ただ、無理をさせると学校がストレスとなって、不登校になることもあります。
お子さんがADHD傾向がある場合は、まずは先生に相談をしましょう。可能であれば、辛い時は別室で休ませてもらったり、重要な提出物は個別で連絡をもらったりするといいです。
明後日ですが、「発達障害の子の受験対策法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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