先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
自分で選んだ高校にも関わらず、クラスの子のヒソヒソ話が自分のことのように聞こえるそうです。クラスにも馴染めず、いつも一人きりみたいです。どうしたら友達をつくって、楽しく学校に通えるのでしょうか?
せっかく志望校に入ったのに、友達関係がうまくいっておらず学校が楽しめていないと、親としては心配ですよね。
ただし、親のサポート次第で子どもの心を軽くして、前向きに頑張ってもらうこともできます。本日は、その方法を紹介しましょう。
このサポートができていないと、学校が嫌になり不登校につながってしまう可能性もあります。早めに対応することが大切です。
まずは話を聞いて心を楽にしよう
今回の相談者さんの場合、まずは、話を聞いて心を楽にしてあげることが大切です。今は、学校に行くだけでストレスがたまる状況だからです。
家庭でストレスを発散することができれば、学校を頑張るエネルギーになるでしょう。また、ヒソヒソ話がすべて子どもの話とは限りません。
タイミングを見て、このことを子どもに伝えましょう。このとき、「あなたの悪口と決まったわけじゃないでしょ」と否定してはいけません。
「その子たちの気に障るようなことをしたの?」と、気付きを与える言い方にしましょう。
次に学校の先生に相談しよう
家庭でのフォローだけでなく、学校の先生にも相談することが大切です。相談することで、多少は力になってくれる可能性があるからです。
もちろん高校は、小中学校ほど先生との距離が近くありません。ただ、熱心な先生であればきちんとサポートしてくれます。
先生が話し相手になってくれたり、友達を作るサポートなどをしてもらえば、クラスでの居心地の悪さは減るはずです。
また、それと同時にクラス以外の場所で友だちを作ることも大切です。
部活、習い事、中学のときと友達などがいれば、無理にクラスで友達を作る必要はないでしょう。
転校するほどのストレスかどうかチェック
ただし、先生のサポートを受けられないこともあります。その場合は、転校するほどのストレスかどうかをチェックしましょう。
今回の相談者さんの場合、中学の頃は友達がいたのかなと推測します。こういった子が高校で友だちができない場合、能力の問題ではありません。
たまたまクラスが合わなかっただけと考えられます。そのため、1年間我慢してクラスが変われば、状況はよくなるケースがほとんどです。
「今すぐにでも転校したい」と思うほどのストレスではないなら、1年間は勉強を頑張ったり、クラス以外の友達と付き合ったりして乗り越えるといいでしょう。
もちろん、ストレスが大きすぎて1年も耐えられないなら、転校を考えることになります。ただ、そこまでのケースは少ないでしょう。
本日のまとめ
子どもが学校に馴染めていない場合、親が話を聞いて心を楽にしてあげましょう。別のクラスや学校に友達がいれば、そこまで深刻になる必要はありません。
転校するほどのストレスでなければ、次のクラス替えまでは割り切って過ごすのもありでしょう。
明日ですが、「過保護な親に育てられた子どもの末路」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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