元教師が解説!アスペルガー症候群の子どもの特徴とサポート法

アスペルガー症候群

「うちの子はアスペルガー症候群なのだろうか」

「周りの子と比べて浮いているような気がする」

という悩みを持っていないでしょうか?もしお子さんがアスペルガー症候群だったとしても、きちんとサポートすれば勉強や学校生活を頑張ることができます!

そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、アスペルガー症候群のチェック方法とサポート法について解説します。

この方法で子育てをしていけば、成績を上げることはもちろん、高校受験にもきちんと合格することができます。その結果、子どもの将来を幸せに導いていくこともできるはずです。

まずは、10問診断テストで症状のレベルをチェックしよう

チェックする

最初に、アスペルガー症候群の特徴に当てはまるかどうかをチェックする10問テストを行います。

10問中5問以上当てはまる場合、お子さんはアスペルガー症候群の可能性があります。まずは何問当てはまるのか、チェックしてみましょう。
  • 条件1 学校で友達を作るのが苦手
  • 条件2 周りから嫌われていると感じている
  • 条件3 先生や友達から「意地悪だね」と言われる
  • 条件4 異性から「気持ち悪い」と言われたことがある
  • 条件5 勉強や部活で何度も同じミスをする
  • 条件6 先生から「自分で考えて行動するのが苦手」と言われる
  • 条件7 跳び箱や縄跳びができない
  • 条件8 何を考えているのかわからない時がある
  • 条件9 うるさい場所に行くのが苦手
  • 条件10 服や食事のこだわりが強い
これらは一般的な人でも当てはまる部分はあるので、5問以上当てはまったら100%アスペルガー症候群というわけではありません。

1つや2つ当てはまる子が普通なので、あまり神経質に考えすぎないことが大事です。

一応、5問以上当てはまったら、アスペルガー症候群と診断される可能性があると考えておく程度で大丈夫です。

アスペルガー症候群の子供が持つ4つの特徴を理解しよう

4

お子さんがアスペルガー症候群の可能性がある場合、これから解説する4つの特徴を理解しておくといいです。

特徴を理解するからこそ、その後の対応がスムーズになるからです。

特徴①社会性が低い:人と接するのが苦手

うつむく女の子

人と接するコミュニケーション力が、他の子よりも劣っているという特徴です。そのため、友達を作るのが苦手だったり、クラスになじめなかったりすることがあります。

特徴②言語力が低い:冗談と本音の区別がつきにく

怒る

言語力が、他の子よりも劣っているという特徴です。そのため、友達から冗談を言われても、それを冗談と考えられず真剣に怒ってしまったりすることがあります。

特徴③五感が他人よりも敏感:うるさい場所に行くとパニック

耳をふさぐ

五感が他の子よりも優れているという特徴です。そのため、踏切の音を聞いてパニックになってしまったり、友達に急に触られたときに「うわっ」と、驚いてしまうことがあります。

特徴④想像力が乏しい:学校のルールなどを守るのも苦手

ルール

想像力が、他のよりも乏しいという特徴です。そのため、学校のルールの必要性を理解できず、無駄に反発してしまうことがあります。

また、突然背後から触られたときに大きな反応をしてしまうのも、後ろに人がいることが想像できずに起こる症状です。

サポート法はシンプル!小中学校の先生と連携しよう

ポイント

お子さんがアスペルガー症候群の可能性がある場合、どのようにサポートするのが良いのでしょうか。

大事なポイントはいくつかありますが、ここでは特に大事な2つを解説します。

①何かあったらすぐに連絡をもらう

電話

アスペルガー症候群の子は学校生活がとてもストレスです。授業を45分受けるだけでもストレスなので、授業を抜け出してしまうこともあります。

また、ちょっとした学校のルールに適応できず、先生とぶつかってしまうこともあります。

そこで、学校の先生と連携して子どもにとって居心地の良い場所にすることが大事になります。

担任の先生に、何かあればすぐに連絡してもらうようにしましょう。授業エスケープが続くと、子どもは先生に怒られてます。

しかし本人は、悪気があってやっているのではなく、単に苦しくてやっていることです。そこで怒られると、本当に学校に行きたくなくなってしまいます。

このような場合は、「授業エスケープが2時間連続で続いたら、迎えに行きます」と、学校に連絡しておきましょう。

お子さんが疲れてきたタイミングで親が迎えに行くことができれば、子どもは家で休憩し、リフレッシュすることができます。翌日から、元気に登校できるでしょう。

②学校での様子を定期的に報告してもらう

LINE

小学校と中学校では、授業を受ける大変さが変わってきます。

小学校低学年では授業をきちんと受けられていたのに、高学年になって授業が難しくなってきてエスケープしてしまうというケースも多いです。

そこで、担任の先生に、状態を定期的に報告してもらうことが大事です。私が教員だった頃も、発達障害のある子どもの保護者には、定期的に状況連絡をしていました。

週に1回電話をしたり、LINEでメッセージするなどしていました。親としても安心ですし、教師もすぐに対応できるので、子どものストレスも軽減されると思います。

発達障害の子には、ストレスがかかる子育てはやめよう

ストレス

学校や社会は、アスペルガー症候群の子にとってとてもストレスがかかる場所です。そこで、せめて家にいる時は、できる限りストレスをなくしてあげることが大事です。

学校でのストレスを家で解消し、リフレッシュすることができれば、次の日も元気に登校ることができるからです。

しかし、家でもストレスがかかると、生きている世界すべてでストレスを感じることになります。すると、疲れが限界に達し、引きこもりや非行の道に進んでしまうのです。

子どもが嫌がることを言わないのがポイント

親子

そこで、子どもが嫌がる事はできる限り言わないようにしましょう。「勉強しなさい」「早くお風呂に入りなさい」「早く寝なさい」という「しなさい言葉」は避けることが大事です。

もちろん必要な事は言わないといけません。たとえば子どもがタバコを吸っていたら、当然注意をしないといけません。

しかし、絶対に言わないといけないこと以外はできるだけ言わない方が、子どもにとって家庭が居心地の良い場所になります。

その結果、きちんと学校に通って勉強を頑張ることができるのです。

アスペルガー症候群の子どもの勉強法と教え方

勉強

今回お伝えした内容を意識して、アスペルガー症候群の子どもに向き合っていただければ、子どもにとって学校や家が居心地の良い場所になります。

ただ、発達障害の傾向が強いことが理由で、勉強をしているのになかなか成績が上がらないケースもあるでしょう。

この場合は、次のページで解説している勉強法を実践してみてください。この方法で勉強をしていけば、発達障害であっても成績を上げることは可能です。

親が意識すべきサポート法もわかるかと思います!

>>発達障害の子どもの勉強法と教え方解説ページに進む

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最後になりますが、現在私は、思春期の子どもがいるお父様お母様向けに、思春期の子どもと接する方法を解説する勉強会を、全国でおこなっています。

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よかったらこちらも参考にして、お子さんの子育てをすすめていただけると嬉しく思います。

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本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!アスペルガー症候群の子供の特徴

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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