「自閉症スペクトラム障害」という言葉を聞いたことがありますか?「発達障害」のうちの1つで、「ASD」と呼ばれることもあります。
この記事では、子どもが自閉症スペクトラム障害かどうか判断するための「10の問い」を紹介しましょう。
また、上手な接し方も解説します。実践していただければ、無駄に子どもとぶつかることがなくなり、子育ての負担も減るはずです。
いくつ当てはまるかチェック
まずは、お子さんが以下の10の項目のうち、いくつに当てはまるのかをチェックしてみてください。
- 服や食事に強いこだわりがある
- うるさい場所、ざわざわする所が苦手
- 何を考えているのか親にもわからない。
- 縄跳びや跳び箱などが苦手
- 自分で考えて行動するのが苦手
- 異性や友達から「気持ち悪い」と言われる
- 他人から「意地悪だね」と言われる
- 周りから嫌われていると感じる
- 友達を作るのが苦手
- 運動や勉強で同じミスをしてしまう
自閉症スペクトラム3つの特徴
10の項目に当てはまっている項目が多いほど、自閉症スペクトラムの傾向が強くなります。これらの項目では、次の3つの特徴があるかどうかを見ています。
1つ目の特徴は、行動や興味に偏りがあることです。好きなものには強い興味を示すものの、そうでないものには全く興味を示さないことが多いでしょう。
2つ目の特徴は、コミュニケーションが苦手であることです。自閉症スペクトラムの傾向がある子は、相手の気持ちを想像するのが苦手なので、コミュニケーションで苦労することが多いでしょう。
3つ目の特徴は、感覚器官の差が激しいことです。音に非常に敏感だったり、触られることを非常に嫌ったりすることがあります。
専門家や学校と連携しよう
子どもに自閉症スペクトラム障害の傾向がある時、何より大事なのは親が1人で悩まないことです。
まずは、学校に相談して、先生と連携するようにしましょう。授業が受けやすいようにできないか、先生と話し合ってください。
難しい場合は、通級も視野に入れるといいでしょう。また、児童精神科を受診して相談するのも重要です。
自閉症スペクトラムの子どもの特徴や向き合い方など、わからない点を教えてもらえます。心の支えにもなるはずです。
本日のまとめ
自閉症スペクトラムは、それほど珍しいものではありません。今では対応できる学校も増えています。
1人で悩みすぎず、学校や専門家に相談してみましょう。対応方法がわかると、子育ても楽になるはずです。
明日ですが、「子どもが勉強の話を聞かない3つの理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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