先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中一の子供が、普段は普通に喋ったりするんですが、勉強の事や気に入らない事を言うとイライラして反抗して中々勉強の話が出来ません。
これは愛情不足なのでしょうか?今から受験の事を色々話をしたいのですが、どのようにしたらいいでしょうか?
テスト前になると、子どもと勉強の話をしたいと思うのは普通です。ただ、子どもが勉強の話を聞いてくれないこともよくあります。
勉強の話をすると子どもがイライラするとき、親が意固地になって話し続けるのは良くありません。
この記事では、子どもが勉強の話を聞いてくれない理由を3つ紹介します。このポイントを意識して対応すれば、勉強の話もできるようになるはずです。
なぜ勉強の話を聞いてくれないのか?
子どもが勉強の話を聞いてくれない1つ目の理由は、愛情バロメータが低いことです。だれでも、嫌いな親の話は聞きたくないでしょう。
2つ目の理由は、会話が勉強の話ばかりになっていることです。これでは会話がつまらないので、子どもは話を聞きたくなくなります。
3つ目の理由は、勉強トラウマを持っていることです。小さいころから「勉強しろ」と言われ続けてきた子どもは、勉強自体を強く嫌います。
まずはこの3つから、子どもが勉強の話を聞いてくれない理由がどれかを探ってみましょう。複数の理由が重なっていることもあります。
まずは良好な親子関係を作ろう
今回の相談の「勉強の話をしたい」というのは、親側の要求です。子どもからすると、「聞きたくないこと要求をされている」ことになります。
そういった要求をする場合は、まず子どもの要求を10倍聞くようにしましょう。こちらが10頼みを聞けば、1くらいはこちらの頼みを聞いてくれるからです。
たとえば1ヶ月間、勉強の話はせず、子どもの好きな話だけをして過ごしてみましょう。その後、少しだけ勉強の話をしてみます。
それでも嫌がっているようなら、さらに時間をおきましょう。これを続けていけば、どこかで必ず話ができるようになります。
勉強トラウマがある場合
子どもに勉強トラウマがある場合は、普通よりも長い期間、勉強の話をしないようにしましょう。
親が話ができない間は、学校や塾の先生に代わりに話をしてもらえばいいです。子どもも先生となら、素直に話をしてくれることもあります。
親が話ができない期間に、成績が下がったとしても問題ありません。元気に生きているだけで十分だと考えましょう。
焦って話をしてもいいことはないので、じっくり待つことが大切です。
本日のまとめ
子どもが勉強の話を聞いてくれない理由は「愛情バロメータが低い」「勉強の話ばかりしている」「勉強にトラウマがある」の3つです。
まずはこのうちのどれが原因か見極めて、対処をしましょう。焦らず、じっくり進めていくことが大切です。
明日ですが、「中3夏休みでどん底だった子が志望校に合格した話」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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