先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の息子、進学する意味を見出せず、中間テストを10日後に控えています。現在、学校には毎日登校、塾にも自ら行っています。
成績は、中2より下がりました。道山先生の講座を受け、愛情バロメータをあげたり、過干渉に気をつけたりしています。
が、その10日後のテストが進学する成績に直結する為、気持ちが焦ってしまいます。
どのような言葉を息子に掛けてあげたら良いのでしょうか?
親としては、子どもにしっかり勉強をしてもらって志望校に行ってもらいたいですよね。
そのためには、どのように声掛けをしていけばいいのでしょうか?
今回の場合、少し視点を変えて対応を考える必要があります。勉強のやる気を上げる基本となりますので、意識していきましょう。
進学する意味を見出せない理由
子どもが勉強できない理由は、進学する意味を見出せていないからです。
逆に言うと「進学したい」と思うことができれば、子どもは勝手に勉強するようになるでしょう。
「進学する意味」を見出せない理由は、主に2つあります。1つ目は、愛情バロメータが低いことです。
子どもは親から愛されていると思えないと、未来に希望を持てません。これでは、進学する意味もわからないでしょう。
2つ目は、アクティブ進路(心の底から行きたいと思う進路)が決まっていないからです。
愛情バロメータが低い場合
今回の相談者の場合、原因はどちらにあるのでしょうか。これを考える時、子どもから学校で起こった他愛もない話をするかチェックしてみましょう。
してこない場合、愛情バロメータが低い可能性が高いです。今は、勉強をさせようという気持ちは置いておきましょう。
勉強は、学校や塾の先生に丸投げで大丈夫です。それよりも、良好な親子関係をつくっておかないと、進学してもやめてしまう可能性が高いからです。
仮に受験に落ちても、問題ありません。子育てのゴールは、子どもが将来「俺の人生は楽しかった」と思うことだからです。
アクティブ進路が決まっていないなら?
愛情バロメータが高いのにやる気が出ないなら、アクティブ進路が決まっていない可能性が高いです。
この時は、「もう一度、0から志望校を一緒に考えない?」と聞いてみましょう。
アクティブ進路が決まらない理由は、親が誘導しようとしていたり、実際に学校を見に行っていなかったりすることが挙げられます。
そのため、子どもの意志を優先させ、実際に学校見学に行ったりしてみましょう。
本日のまとめ
中学3年生の子どもが勉強できない場合、愛情バロメータが低い、アクティブ進路が決まっていないの、どちらかであることが多いです。
まずは勉強のことは置いておき、良好な親子関係をつくりましょう。その上で、子どもの将来について話し合い、もう一度ゼロから進路を考えることが大切です。
明後日ですが、「息子が怖い悩みの解決法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもが勝手に勉強するようになる2つの方法
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