先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
私は子供ができてからずっと家にいたのですが、今後の為にバイトをしようかと考えています。
しかし愛情バロメータが低い時に働きに出ても大丈夫なのでしょうか?やはりある程度上がった状態の方がいいのでしょうか?
働きに出たいけれど、子どもとの時間を考えて専業主婦を選んでいるケースもあるでしょう。では、専業主婦か共働き、どちらがいいのでしょうか。
結論からお伝えすると、状況によって異なります。そこで今回は、状況別によってそれぞれのメリットとデメリットをお伝えしましょう。
タイミングを間違えて仕事に出てしまうと、子どもの状況が悪化することもあります。そうなる前に、今回の内容を理解した上で、正しい選択を行うことが大切です。
専業主婦の方が、愛情バロメータは上げやすい?
勘違いされる方が多いのですが、専業主婦でいることは、必ずしも愛情バロメータを上げる上でプラスになるわけではありません。
たとえば、子どもが学校に行っている時間(8時~16時)に親が家にいたとしても、子どもと接することができません。
この場合、専業主婦だからといってプラスにはならないでしょう。しかし、子どもが不登校で家にいる場合は、プラスに働くことが多いです。
子どもが一人で寂しい思いをしているのであれば、親が一緒にいてあげることで子どもの気持ちが安定するからです。
つまり、子どもの状況によってパートに出るかどうかを考えた方がいいでしょう。
働くことで得られる2つのメリット
とはいえ、働くことで得られる子育て的なメリットも2つあります。1つ目は「経済的な余裕ができる」ことです。
収入が増えることで、子育てに関連する相談を受けられたりや書籍を購入できたりするなど、教育への投資ができるようになるでしょう。
また、子どもと一緒に出かけたり、習い事をさせたりすることにも費用を使えるため、親子の絆を深めることもできます。
2つ目は「ストレス発散になる」ことです。仕事を通じて他者とコミュニケーションを取ることで、親のストレスを軽減することができます。
その結果、家庭内でも子どもに対して穏やかに接することができるようになるでしょう。
働くことによる子育て的なデメリット
もちろん、働くことには、子育て面でのデメリットもあります。たとえば「疲れて料理が作れない」ことです。
ほとんどの子どもは、親の手料理を食べたいと思っています。
しかし、仕事で疲れて総菜を買ったり外食に行ったりするばかりになると、愛情バロメータが下がってしまいます。
また、「疲れやイライラがたまり、子どもに当たってしまう」「子どもと接する時間が減る」ということもあるでしょう。
このように、子どもの状況、働くメリットやデメリットなどを総合的に考えて、どうするかを決めることが大切です。
本日のまとめ
専業主婦でいることは、必ずしも愛情バロメータを上げるとは限りません。働くことで得られるメリットもあります。
また、自分自身が働くことが楽しいかどうかも影響するでしょう。それらを総合的に考え、どうするかを決めるとうまくいくはずです。
明日ですが、「過干渉で育てられた子供の末路」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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