先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
1週間前から学校に行きたくないと言い出し、今日初めて休みました。行きたくないのは、部活の顧問に叱られるからです。
教えられたプレーが出来ないという理由で毎日息子だけが叱られるそうです。1学期はそんなことがなかったのに、毎日自分だけが叱られるようになり、とても苦痛のようです。
夏休みの終わりに息子が周りに迷惑をかける大きな問題を起こしたことが、顧問が息子を叱るようになった理由かもしれません。
その際には、担任と、もう一人の顧問、学年主任の先生に指導していただきました。休めて安心したのか、今はリラックスしてテレビを見たりゲームをして過ごしています。
息子は学校にはわないでほしいと言いますが、休むことが続く場合、学校に相談すべきでしょうか。その場合、誰に相談すれば良いでしょうか。
最近部活が原因で不登校になる子ってすごく増えています。私のところにも上記のような相談が毎週来ます。
そこで本日は、部活が原因で不登校になった時の考え方についてまとめます。今上手くいっている子でも、いつ部活でトラブルが発生し、不登校になるかわかりません。
予め対応策を頭に入れておくだけで、問題が起きた時すぐに解決できるようになります。その結果、お子さんの学校生活の充実度も上がりますよ!
ステップ1 子どもの心のエネルギーを補給する
最初に大事なことをお伝えします。学校のトラブルよりも先にやることは、子どもの心のエネルギーを補給することです。
というのも、今子どもが学校に行けていないというのは、学校に行くためのエネルギーが欠けているからです。まずは親がそれを補ってあげないといけません。具体的には、
- 会社を休んで、一緒に家でくつろいであげる(たくさん話を聞いてあげる)
- おいしい料理を作ったり、マッサージをしてあげる
ステップ2 部活に行きたいかどうかを確認する
今回の子が学校に行けなくなっているのは、部活の顧問の先生から叱られるのが原因です。であれば、部活をやめてしまえば問題はすぐに解決します。
ただ、無理に辞めさせるのも良くないです。そこでお子さんに、部活動を続けたいかどうかの意思を確認してください。
私自身、部活動は無理に続けるものではないと思っています。本当にやりたいならやればよいですし、やりたくないならやめればよいと思っています。
この子が続けたいなら、ステップ3でお伝えする方法で続けられるようにサポートをする。続けたくないなら、部活動を辞めるか変えるかすることが大事です。
ステップ3 部活の顧問の先生と話をする
もし続けたくないなら、部活を辞めるか変えるかすればすぐに学校に行けるようになります。ただ子どもが本当は部活動を続けたいなら、一度顧問の先生と話をするようにしてください。
「うちの子は、先生から叱られることが怖くて部活に行けなくなっています。それが原因で、学校にも行けなくなりました。うちの子だけ特別扱いするのは難しいと思うのですが、少し対応方法を変えてもらえないですか?」
という感じで話に行ってください。もちろん子どもが悪いことをしていて叱られるなら、それは子どもが悪いです。ただプレーが上手くできなくて叱られるなら、指導方針を変えればよいからです。※世の中には、ほめて伸ばすタイプの指導法もあるからです。
ただ、その顧問の先生にはその顧問の先生のやり方があるので、指導方針を変えられないこともあります。この場合は、無理強いはできません。子どもに「お母さんから話してみたけど、指導方法は変えられない。それでも続けたい?」
と聞いてあげてください。続けたいなら、できるところまで続ける。辞めたいというなら、クラブチームに変わるか、他の部活に変わるかすればよいです。
本日のまとめ
私は思春期の子育てアドバイザーという立場です。なので上記の話は、お父様お母様向けの話になります。
ただ、現実問題、部活動の顧問の先生には、その人の指導方法があります。それを、1人の子どものために変えてもらうのはなかなか難しいです。
他の子も納得していないなら、変えてもらえるかもしれませんが、他の子が納得しているならまず無理だと考えてください。
親の力で変えてもらえるものもあれば、無理なものもあります。その場合は、こちらがどう変わるかを考えていくことが大事になります。
明日ですが、「3年生で内申点が4UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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