先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の息子は素直で優しい子ですが、大人しく、勉強もスポーツも苦手です。幸い友達には恵まれてますが、自分から話しかけるのも苦手です。
親として今後のことも気になり口うるさく言ってしまい、結果自己肯定感が下がっています。勉強も一人では理解出来ないので進みません。
まずどのようなところから指導したらよろしいでしょうか?
子どもが引っ込み思案なタイプである場合、親として心配し、つい干渉してしまう気持ちはよくわかります。
しかし、間違った対応をしてしまうと、ますます子どもの自己肯定感が下がり、長所や才能をつぶしてしまう可能性があります。
そこで今回は、こういったタイプの子への正しい接し方をまとめました。
実は、少し価値観を変えるだけで子育てが上手くいくようになります。子どもの長所を伸ばし、自信や自己肯定感のUPにもつながるはずです。
結論:現状は全く問題なし
現在相談者さんは、お子さんの状況に不安を感じているのでしょう。しかし、今のお子さんの状況で問題がある部分はありません。
なぜなら、素直で優しい性格で友達に恵まれているからです。またこういった特徴は、愛情バロメータが高いから出てくるものです。
そういった意味でも、全く問題ないでしょう。大人しい性格も、単なる個性です。親が口うるさく言う必要はありません。
むしろその言葉が自己肯定感を下げてしまう原因になるため、口うるさく言うのはやめましょう。
自ら話しかけるのが苦手な場合
相談を読むと、自分から話しかけるのが苦手なところ(引っ込み思案な性格)に不安をお持ちでしょう。
ただ、仮に話しかけるのが苦手だったとしても、現時点で学校に友達がいて孤独を感じていないなら、特に問題はありません。
もし引っ込み思案の性格のせいで友達がいない、孤独を感じているようであれば、そこで対応をすればOKです。
担任の先生に相談し、学校でのサポートをお願いしましょう。
引っ込み思案な性格を直す方法
もし、本人も「引っ込み思案な性格」を直したいと思っているなら、一応やり方はあります。それは、声をかける練習をすることです。
たとえば、最初はどこかのお店に行ったときに、定員さんに「最近って、どういう服が人気なんですか?」みたいな感じで、話しかける練習をしましょう。
それができるようになったら、今度は同年代の知らない子に話しかけてみるのです。学校の中にまだ話したことがない子がいるなら、話しかけてみる。
学校は全員知り合いなら、同年代の子も参加するイベントなどに行って話しかけてみる。こういった練習をしていくことで、改善はできます。
ただ、お子さんがそこまで求めていないなら、無理に対策する必要はありません。
本日のまとめ
引っ込み思案な性格は、特に問題ではありません。大事なのは、学校生活で困っているかどうかです。
困っていないなら、大人しい性格は個性と考え、親が口うるさく言わないようにしましょう。
どうしても改善したいなら、少しずつ他人に話しかける練習をしていけば改善できます。
明日ですが、「体調不良の不登校が治った方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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