子どものためだと思ってやったことでも、子どもがそれを求めていないと愛情とは感じません。この状態が続くと、「愛情不足」になってしまいます。
では、思春期の男の子が愛情不足となった場合、どのような特徴が出てくるのでしょうか。代表的な特徴を3つ紹介します。
1つでも当てはまる場合、最後にお伝えする改善法を実践してみてください。親子関係が良好になり、子どもの問題行動も落ち着いてくるはずです。
特徴1.親子関係が悪い
1つ目は、親子関係が悪くなります。自分を愛してくれない親のことを、好きになれないからです。
特に思春期の男の子は、自分の意志が出てくるため、親の言うことを聞かずにわざと親が嫌がることをすることもあるでしょう。
本当は高校に行きたくても、親を悲しませるためにわざと「就職したい」と言うこともあるので、注意が必要です。
特徴2.自分の気持ちを表現するのが苦手
2つ目は、自分の気持ちを表現するのが苦手になります。たとえば、子どもが求めていないのに「勉強しなさい」と言い続けると、
「黙れ、話しかけるな」と反発するか、イライラする感情を抑えて無言になるか、どちらかでしょう。
後者の場合、いずれ自分の気持ちを出せなくなり、後悔する人生を送る可能性があります。
特徴3.常にイライラしている
3つ目は、常にイライラするようになり、心の器が小さくなることです。
特に反発するタイプは、少しでも嫌なことがあるとすぐにイライラしたり、暴言を吐いたりするでしょう。
思春期はただでさえ、イライラしやすい時期です。他の子や他の時期と比べて極端にイライラしている場合、愛情不足になっているかもしれません。
愛情不足を解決するには?
上記の特徴に当てはまる場合、「子どもが嫌がることをやめ、求めていることをする」ことで愛情不足は解消していきます。
子どもが嫌がることとは、「勉強しなさい」と言い続ける、夫婦喧嘩、家庭がピリピリしている、などです。
子どもが求めていることとは、話を聞いてほしい、明るい家庭にしてほしい、好きな料理を作ってほしい、などです。これらをやってみてください。
本日のまとめ
親子関係が悪い、自分の気持ちを表現するのが苦手、常にイライラしている。
この状態が続く場合、子どもが愛情不足になっている可能性が高いです。子どもが嫌がることをやめて、求めることをするよう意識しましょう。
明後日ですが、「頑張りすぎて潰れそうな子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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