先日息子が突然部活を辞めると言い出しました。
とても、ショックでした。
理由は、同じ楽器を練習している一人の子から、
無視されたり嫌な態度をとられていると言うことと、
先生が怒るのが嫌だと。正直、呆れました。
自分が、吹奏楽部に入ると決めて、
楽器を初めて触る娘に
熱心に教えてくださった先生がいて、
助けてくれたお友だちが沢山います。
それなのに、辞められる息子が、
信じられなくなって、
受け入れられなくなってしまいました。
中一の冬に道山先生のブログを見つけ、
自分に問題(過干渉)があると気付き、
失敗を繰り返しながらも親子関係を
良くするために頑張ってきました。
ただ私は、疲れはててしまい、
毎日、息子と離れたいとか離婚したいとか、
考えてしまいます。
どうしたら良いのか、もう、ボロボロです。
親として、
子どもが部活動を辞めたいと言ったら、
いろいろな面で不安になると思います。
だからそこで、
「やめたらだめ」
「周りの子たちに迷惑がかかる」
とかいろいろ言いたくなると思います。
でもここでやるべき対応は、
180度異なります。
無理に受け入れなくて大丈夫です
今からお伝えすることが、
どれだけレベルの高いことか、
100も承知でお話しします。
「道山先生、それは理想ですよね?」
「そんなこと私にはできません」
とあなたは思われるかもしれません。
そう思われたら無理して、
この考え方を受け入れなくても良いです。
ただ私は自分の立場上、
最も子どもたちが求めている親の行動を、
あなたにお伝えします。
自分の気持ちよりも子どもの気持ちを優先
まず子育てにおいて最も大事なことは、
自分の気持ちよりも子どもの気持ちを優先する
ということです。
今回のケースで言うなら
子どもの気持ち:部活をやめたい
親の気持ち:やめてほしくない
です。
ここで子どもの気持ちを
優先できるかどうかで、
親子関係が決まります。
もちろん、
子どもの気持ちが、
- タバコを吸いたい(未成年なのに)
- 万引きをしたい
- リストカットをしたい
であれば、
それはダメだと伝えないといけません。
しかし部活はもともと自由参加です。
学校によって、
強制参加のところもあるかもしれませんが、
法律上は自由参加です。
だから子どもの意思を
尊重してあげないといけないのです。
母親が100%受け入れ、父親が真理を伝える
今回相談をくれたのは、
お母さまの方です。
であれば100%子どもの気持ちを
受け入れてあげないといけません。
ただ、
「先生が怒るくらいでやめるのは情けない」
「友達に嫌な顔をされるくらいで
やめて後悔しないのか?」
という考えもあると思います。
であれば、
それはお父さんが伝えるとよいです。
母親は100%受け止める。
父親は社会で生きていくうえで、
大事なことを伝える。
これが理想的な夫婦の役割になります。
もちろん伝えるときに、
感情的に伝えたり、
手を出したりしてはいけません。
部活のことであれば、
冷静に伝えたほうが良いです。
それでも子どもがやめたいというなら、
無理に続けさせる必要はありません。
辞めて後悔することも成長の一つ
もし部活をやめて、
後で子どもが後悔したとします。
それはそれで一つの成長です。
そういった成長があるからこそ、
今度同じ問題に出会ったときに、
「あと1か月だけ頑張ってみよう」
「一度担任の先生に相談してみよう」
という代案を考えらえるようになります。
後悔することは悪いことではありません。
親として子どもが後悔しないように、
アドバイスをしてあげることは大事です。
ただそれでも子どもが、
自分の意見を曲げないなら、
一度後悔させた方が良いです。
この世の中に
「失敗」という言葉はありません。
全ては「成長」です。
部活をやめたからと言って、
命がなくなるわけではありません。
またやりたくなったら、
再スタートをすればよいと私は思います。
あとこちらの記事も、
参考にしてみてください。
>>息子が部活を辞めたいと言い始めたら?
明日ですが、
「道山流!良い塾悪い塾の見分け方」
というお話します。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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