先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3年になり少しずつ勉強を自らするようになりました。志望校の偏差値は62、息子の偏差値は50です。
なるべく良い学校に通いたいみたいですが、成績が追いついていません。内申も悪く4や5が中々とれないので親としては心配です。
反抗期ですが仲良くしています。定期テストの成績アップと子供の才能開花法を教えて下さい。
中3の夏は、受験勉強を本格的に進めることが多いシーズンです。ここで一気に偏差値を上げることができれば、志望校への合格率も大きく上がります。
そこで今回は、志望校の偏差値と実力がかけ離れている場合、どのような勉強法をするのがいいのかを紹介しましょう。
お伝えする流れで勉強すれば、勉強効率が上がるため、志望校合格率も上がると思います。
最優先は定期テスト対策
中3になるとよくやってしまいがちなミスが、定期テストの勉強よりも受験勉強を優先することです。しかし、優先すべきは定期テスト対策になります。
ここでいい点数を取ることは、内申点に大きく影響を与えるため、志望校合格の近道になるからです。テスト期間は、こちらの勉強に集中しましょう。
また、定期テストに出題される範囲は、受験にも出ます。そのため、この勉強に集中することは、内申点UPと当日点UPの2つに影響を与えます。
相談者さんのように偏差値62の学校を目指す場合、まずは平日3時間、土日6時間程度を目安に勉強しましょう。
やるべき勉強は、「教科書の音読」「ワークの問題を繰り返し解く」「英単語や漢字の暗記」などです。
定期テスト対策と受験対策のバランス
定期テスト対策に集中する期間は、定期テストの2~3週間前からが良いでしょう。
これぐらいの期間があれば、学校のテストでは十分いい点数を狙えるからです。それ以外の時期は、受験勉強に注力するのがいいでしょう。
受験対策は、専用のワークを購入して、まずはこれを3回繰り返すようにします。問題を見たら、すぐに解き方がわかるレベルにするのが理想です。
また、英単語や英熟語、漢字なども反復して暗記するようにしましょう。
親が行う3つのサポート
受験勉強の主役は、もちろん子どもです。ただ、親も子どもの勉強のサポートができます。その際、次の3つを行いましょう。
1つ目は「わからないところを教える」ことです。わからないところが減ると、成績UPに直結します。ただし、子どもに聞かれてから教えましょう。
2つ目は「がれき学習サポート」です。これは、成績アップに直結しないような勉強法のことを言います。単語カードの作成や、問題の採点などは親が手伝いましょう。
3つ目は「愛情バロメータアップ」です。子どもの愛情バロメータが高くなると、勉強のモチベーションにつながります。
本日のまとめ
子どもの受験勉強に、親ができるサポートは「わからないところを教える」「がれき学習を手伝う」「愛情バロメータをアップする」の3点です。
親が求められていない手伝いをすると、かえって愛情バロメータを下げることになるため注意しましょう。
明日ですが、「オール5を獲得した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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