健全な反抗期と病的な反抗期の違い

中学生

小学5年生くらいから、高校1年生くらいまでの時期は、第二次反抗期と呼ばれています。私のメルマガやLINEの読者の方はこの反抗期で、悩んでいる方が多いです。

実は第二次反抗期には、2種類あるというのを、ご存知でしょうか?健全な反抗期と病的な反抗期です。

この2つの違いが理解できると、現在のお子さんの状態を、客観的に見ることができるようになります。その結果、お子さんも落ち着くようになります。

健全な反抗期は問題ない

イライラ

最初に健全な反抗期について説明します。この反抗期は子どもが自立する過程で、「自分の意思でやってみたい」という気持ちから起こります。

今までは親にいろいろ言われて、その通りやってきました。そこに自立という気持ちが加わると、親の意思と自分の意思がぶつかります。

また親だけではなく、学校の校則と自分の意思がぶつかることもあります。すると知らないうちにストレスがたまり、無意識でイライラしてしまうのです。

つまり健全な反抗期の子どもは、なぜ自分がイライラしているのか、自分でも理解できていないのです。

我々大人が、「何をそんなにイラついているの?」と聞いても、「理由なんてなくて何となくイラつく」という返事が返ってくるのは、健全な反抗期の特徴です。

病的な反抗期はかなりマズい

殴る

一方病的な反抗期というのは、愛情バロメータが下がることが原因で起こります。愛情バロメータが下がると、人を信じられなくなります。その結果、
  • あいつの態度がムカツクから殴る
  • あの定員の顔がキモイから万引きする
  • 生きている人間がウザイから無差別に人を殺す
というような行動をとります。彼らは自分の中では、社会や他人に反発するための明確な理由を持っています。

酷い場合だと、自分の行動は正しいとさえ、思ってしまいます。この状態が発展すると、子どもは大きな問題行動を起こします。

親がやるべきことは非常にシンプル

成長

病的な反抗期の場合も、健全な反抗期の場合も、親が行うことは非常にシンプルです。まずは愛情バロメータをしっかりとあげます。

これをすると病的な反抗期から、健全な反抗期に戻ることができます。※愛情バロメータの上げ方は、こちらのメール講座で詳しく解説しています。

>>思春期の子育てメール講座

健全な反抗期が始まったら、「失敗させる気持ちで待ってあげる」ことをすればいいです。自分の意思でやってみたいだけなので、それを見守ってあげればよいのです。

あとは自分で失敗をしながら学んでいきます。もちろん絶対に許されない失敗は、体を張って止めないといけません。しかしそれ以外は、失敗させて成長させれば問題ありません。

本日のまとめ

愛情

あなたのお子さんの反抗期は、健全ですか?それとも病的ですか?もし健全なら問題ありません。少し失敗させる気持ちで見守りましょう。

一方病的なら、1日も早く愛情バロメータを上げていきましょう。少し時間はかかりますが必ず改善できます。なお反抗期については、こちらの記事にもまとめてあるので、参考にしてみてください。

>>中学生の反抗期対策まとめました!

明日ですが、「家庭教師を雇ったのに成績が上がらない場合」というお話をします。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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