発達障害や、その傾向がある子に対して、日常生活の中でどんな声かけをしたらいいか、わからなくなることはありませんか?
そこで今回は、アスペルガー症候群、ADHD、学習障害、なんでも使える魔法の声かけをお伝えします。もちろん、発達障害ではない子にも使える内容です。
上手に声かけができれば、お子さんの問題行動も減っていきます。その結果、子育てが今よりも楽になるでしょう。
お子さんに対しても、余裕を持って向き合えるようになるはずです。なお本日の記事は、自閉症療育アドバイザーのshizuさんの『発達障害の子どもを伸ばす魔法の声かけ』を参考に書いています。
>>発達障害の子どもを伸ばす魔法の声かけ
ただ、私の見解も入れておりますので、書籍の内容と異なる部分があります。あらかじめご理解いただけますと幸いです。
発達障害とは何か?
発達障害は、ADHD、アスペルガー症候群、学習障害などいろいろな種類がある上に、判断の難しい「グレーゾーン」というものもあります。
簡単に言うと、落ち着きがない、集中力がない、コミュニケーション力が低いなど、発達に凸凹がある状態です。ただ、人間は誰でも得意不得意があります。
つまり多少なりとも、だれでも発達に凸凹があるのです。今回は、その差が激しい子向けのお話となります。
ABA(応用行動分析)を使った接し方
今回参考にした書籍の著者であるshizuさんは、お子さんが自閉症です。そこで、ABA(応用行動分析)という療育法を実践したところ、自閉症の度合いを測るテストが飛躍的に上昇しました。
ABAとは、課題を細かくわけて、できたらほめ、成功体験を重ねて自己肯定感を高める手法です。定着させたい行動を、ほめることによって強化していきます。
具体的には、次の8つのステップで進めていきます。
- 親子関係を良好にする
- 小さいステップで成功体験を重ねる
- ほめ言葉を効果的に使う
- できない課題は親がサポートする
- コンプライアンスを築く
- 繰り返して記憶と行動を定着させる
- 成功体験で終わる
- 記録に残す
ABA分析で問題行動を予防しよう
たとえば以前、子どもがお菓子を買うと言って、駄々をこねたとしましょう。この場合、同じようにスーパーへ行けば、またそうなる可能性があります。
そういうときは、事前に「今日はお菓子買わないからね」と伝えておくのです。事前に予防しておくことで、問題行動を防ぐことができます。きちんと守れたら褒めましょう。
思春期の子の場合、イライラして暴れ、親に手を出したことがあるとします。もしそうなら、「次暴れたら、お母さんには止められない。その時はあなたを止めるために、警察を呼ぶからね」と伝えておくのです。
何も伝えずに警察を呼ぶと、子どもは「親に捨てられた」と感じることがあります。先に一言伝えておくことで、親は自分を守るために警察を呼んだと理解できるのです。
実際に手を出すのを我慢出来たら、しっかりほめましょう。これを繰り返していくと、徐々に手を出すことがなくなっていくのです。
このように、過去の行動を分析し、改善するために事前に手を打つ。そして上手くいったら、しっかりほめる。この流れを繰り返すことで、子どもはきちんと行動できるようになります。
本日のまとめ
ABAは、発達障害の子に有効な方法です。ただ、それ以外の子の問題行動を事前に予防するうえでも役立ちます。
その中でも、最も大事な部分は良好な親子関係を作ることです。そのために日ごろから、愛情バロメータを上げておきましょう。
明日ですが、「勉強を頑張っているのに結果が出ない原因」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!発達障害の子どもにかけるおすすめ言葉
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