子どもに何か伝えるときに、無意識に否定語ばかり使っていませんか?
否定的な言葉をかけると、思春期の子どもは素直に聞いてくれず、反発することも増えるでしょう。
そこで本日は、否定語で伝えることの悪影響と、どのように改善していけばいいかを解説します。
子どもが受け入れやすい言葉に変えていくことで、無駄にぶつかることがなくなります。子育ても楽になるでしょう。
目次
子どもにはできる限り否定語は使わないようにしよう
そもそも否定語とは「〜してはいけない」というような言葉が当てはまります。
たとえば、「寝坊してはダメ」「食事中にスマホを見てはいけない」「夜23時以降起きていてはいけない」などです。
こうした言葉は、基本的に使わないようにしましょう。なぜなら人間の脳は、「否定語」を理解することが難しいからです。
「寝坊してはダメ」と言われると、寝坊することをイメージしてしまいます。
肯定語に変換して伝えるとうまくいく
では、どのように伝えていけばいいのでしょうか。答えは、「肯定語に変換して伝える」です。たとえば、
「寝坊してはダメ」→「6時に起きよう」
「食事中スマホを触ってはいけない」→「食事中はスマホは向こうの部屋に置いておこう」
「23時以降起きていてはいけない」→「23時までに寝よう」
このように否定語を肯定語に変換したほうが、子どもは理解しやすくなります。その結果、親の言う事を聞いてくれる可能性も上がるのです。
応用編:思春期の子には疑問語がおすすめ
実は思春期の子には、肯定語で伝えてもうまくいかないこともあります。自分の意志が出てくるからです。
その場合、疑問語に置き換えるといいでしょう。
「6時に起きよう」→「朝何時なら起きれそう?」
「23時までには寝よう」→「何時なら寝られそう?」
このように問いかけて、自分で考えて決断させるのです。人に言われるよりも、自分で決めたことの方が守ろうと思えます。
本日のまとめ
日常的に、子どもに否定語を使っていると、反発されることも増えるでしょう。
否定語を言ってしまいそうになったらいったん立ち止まり、疑問語に変換してみましょう。無駄にぶつかることがなくなるはずです。
明後日ですが、「発達障害で暴れる子への対応」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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