先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高3の娘が、母の期待に過剰に応えようとしていると感じます。弟が不登校だった時も、私は頑張ると優等生だった姉。
服を選ぶのも進路を考えるのも、母に喜んでもらいたい。母はどれがうれしいの?母の喜ぶことを自分は選びたいと言います。
好きな食べ物も母と半分ずつとか、一緒に食べるとか言います。自分の好きな物を選べばいいと、本人に選ばせても、母が嬉しそうな顔をしていないと気にして泣くなど、私の反応を気にします。このままでいいのでしょうか。
子どもが過剰に親の顔色を伺っていると、心配になりますよね。
そこで今回は、「母の顔色をうかがう娘、このままで大丈夫?」というテーマで、原因や対応法をお伝えしましょう。
正しく対応することで、子どもは親に気を使いすぎずに自分らしく生きられるようになります。親子関係も、より良好になるはずです。
母親が日ごろから感情的になっていないかチェック
最初にチェックしてほしいのは、お母さんが日ごろから感情的になっていないかです。
感情の波が激しい状態が続いていると、子どもは親の顔色を伺うようになります。「お母さんを怒らせたら危険だ」と感じるからです。
そうなると、子どもは常に気を使って生活することになります。すると少しずつ心に疲れがたまって、不登校やうつになることもあるのです。
心当たりがある場合は、感情的にならないよう注意しましょう。
次に友達や先生との関係をチェック
次にチェックしてほしいのは、お子さんと友達や先生との関係です。
友達がいない、先生との関係も良くないという状況だと、子どもは親に依存するようになります。「親から嫌われたら頼る人がいない」と不安になるからです。
すると、親に気を使って嫌われないようにしようとします。ただ高校生の場合、親が友達関係に関わるのは難しい年齢です。
そのため、大学生以降に友達を作るのを勧める形がいいでしょう。
無条件の愛をひたすら伝えよう
もう一つ大切なのは、「あなたが元気に生きているだけで十分」という無条件の愛を伝えることです。
今回の相談者さんの場合、お子さんは「お母さんの喜ぶ顔を見たい」と思っています。そこで「お母さんが一番嬉しいのは、あなたが幸せになることだよ」と伝えましょう。
服を選ぶときも「お母さんとしては、あなたが着たいものを着てくれるのが一番幸せなんだよ」と言います。食べ物についても同じです。
このように伝えることで、子どもは自分が幸せになろうという気持ちが強くなります。
本日のまとめ
子どもが過剰に親の顔色を伺う場合、まず親が感情的になっていないかをチェックしましょう。
次に友達や先生との人間関係も確認が必要です。そして何より大切なのは、無条件の愛を伝えることです。
「あなたが幸せになることが一番嬉しい」と伝え続けることで、子どもは自分らしく生きられるようになります。
明日ですが、「合格率50%だった志望校に合格した話」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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