子どもが家でずっとゲームをしていたり、勉強に集中できない、両親に反抗的になっていってくるなど、落ち着きがないことが原因で子育てが上手くいっていないという相談をよくいただきます。
こういった状況の時、1つ意識していただきたいことがあります。それは「家を片付ける」という事です。実は、家を片付けるだけで子どもが落ち着くことがあるからです。
そこで本日は、なぜ家を片付けると子どもが落ち着くのか、ある大学の実験データをもとに解説します。
あなたのお子さんが落ち着きがなかったり、不登校、非行、親に対する反抗などの問題を抱えているなら、本日の内容を参考にしてみてください。
もしかしたら、これだけで解決できてしまうかもしれません。
ニューヨークの犯罪率を大幅に下げた方法
アメリカで最も人口が多く、技術や文化の発展が進んでいるニューヨークは、少し前まで犯罪がとても多く危険な街でした。
そこでこの状況を改善すべく、1994年からルドルフ・ジュリアーニという敏腕な市長がある改革をしました。
それは、「ニューヨークの地下鉄の落書きを取り締まること」です。その結果犯罪率が激減しました。
現在ルドルフ・ジュリアーニは、最も多く犯罪率を削減させた市長として、ギネスブックにもノミネートされています。
ミラーニューロン効果が理由
なぜ、落書きを取り締まるだけで、犯罪率が下がったのでしょうか?これは、ミラーニューロン効果が関係しています。
ミラーニューロン効果というのは、簡単に説明すると「人は知らないうちに周りから影響を受け、似たような行動をとってしまう」というものです。
地下鉄が落書きだらけだったら、市民は「この街は落書きや犯罪をしても取り締まることはないんだな」と無意識で感じます。その結果、犯罪件数が増えます。
一方、地下鉄がキレイでピカピカの状態だと、「この街で悪事をしてはダメなんだな」と無意識で感じます。その結果、犯罪件数も減るのです。
自宅に物があふれていませんか?
この理論は、子育てにも活用できます。
もし自宅がボロボロだったり、物であふれていたり、落書きだらけだったり、電気が切れていたりしたら、子どもはどう感じるでしょうか?
おそらく「家で悪いことをしたり、暴れても良いんだな」という気持ちになります。しかし、キチンと整理されていれば「自宅を汚すのは良くない」と感じます。
すると、家の中で物を壊したり、大声を出すことも減ります。自然に子ども達の心も落ち着いてくるので、結果的に勉強を頑張れたりスマホ依存も減ります。
もし、お子さんの気持ちに落ち着きがない状態なら、まず部屋を片付けてみましょう。この時、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」を読むと、効果的な片付け手順がわかるかと思います。
>>人生がときめく片付けの魔法
本日のまとめ
家の中がキレイになると、ミラーニューロン効果によってその子の心も落ち着いていきます。
もし、子どもが落ち着きがないことが原因で子育てが上手くいっていないと感じているなら、まずは部屋を片付けてみましょう。
結果的に勉強を頑張れたり、不登校、非行、親に対する反抗、スマホ依存などの問題も解消されていくと思います。
明日ですが、「ご褒美と目標が効かない子どものサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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