子育てをしていく上で、避けなければならないのは「過干渉」です。過干渉は子どもに悪い影響を与え、さまざまな問題を引き起こします。
この記事では、過干渉とはそもそも何か、過干渉によって引き起こされる問題は何かといった点を紹介しましょう。
過干渉になることを避ければ、子どもとの関係を良好に保ちやすくなります。進路や生活面などを、子どもと一緒に話し合えるようになるはずです。
過干渉とは何か?
まず、「過干渉」とは何かについて説明しましょう。過干渉は文字通り、子どもに対して干渉し過ぎることを言います。
子どもが望んでもいないのに、「あれをしなさい」「これはしてはダメ」「私がやってあげる」などを言いすぎることです(子どもが望んで言うなら、過干渉にはなりません)。
ただ、子どもが望んでいないことは、全て言ってはいけないわけではありません。むしろ、「迷傷法」についてはしっかりと言う必要があります。
迷傷法とは、「人に迷惑をかけること」「人を傷つけること」「法律に違反すること」の3つです。子どもがこれらをしているのに何も言わないと、社会性が育たなくなります。
子どもに最初に起こる6つの変化
過干渉の子育てをすると、子どもに6つの変化が順に起こります。
まず、言われることにイライラするようになることです。次に、だんだんと親が嫌いになっていきます。
そして、親と話したくないために、部屋に引きこりがちになるでしょう。すると、何かに困っても親に相談できなくなります。
こうなると、悩みを一人で抱えこんで苦しんでしまうため、精神的に苦しくなります。最終的には、家出のようなことを大きな問題行動を起こすでしょう。
どのレベルまで行くかは、子どもの状況、性格、過干渉のレベルなどによって変わります。ただ、どれもいい状態とは言えません。
将来起こる最大のデメリットとは?
また、過干渉を続けていると、子どもの将来に大きなデメリットが起こります。それは、自分で考えて決断する(主張する)ことができなくなってしまうことです。
小さいころから親の干渉を受け続けていると、他人からの指示なしでは何もできなくなってしまいます。これでは、仕事で出世するのは難しいでしょう。
また、学校や職場で、無理難題を頼まれても断れず、一人で苦しむこともあるでしょう。これでは、幸せな人生とは言えません。
もろちん、子どもが小さいうちはある程度の指示は必要です。ただ、大きくなっていくにつれて、少しずつ干渉を減らしていかないと、将来苦労するので注意しましょう。
本日のまとめ
過干渉の子育てを続けていると、子どもは最終的に自分では何かを決められない人間になってしまいます。
子どもが可愛いのはわかります。ただ、愛情があるからこそ、少しずつ口を出す機会を減らし、自分で考える習慣をつけさせましょう。
明後日ですが、「門限を守らない中学生の改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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