親の行動次第で、子どもの脳が縮んでしまうのをご存知でしょうか?
今回は、子どもの脳を縮めてしまう、親のワースト行動について、いろいろな研究を元に紹介しましょう。
間違った対応していると、いつの間にか脳が縮んで能力が低下してしまうかもしれません。
一方、子どもが喜ぶサポートをすれば、成績も能力もぐんぐん上がっていきます!
脳が縮むメカニズム
海外の研究によると、子どもの脳が縮む原因となるのは「幼少期の触れ合い不足」だそうです。
幼少期に触れ合いが不足している子は、そうではない子に比べると脳が小さく、大脳皮質の組織が萎縮していることがわかっています。
つまり、親が子どもにしっかりと関わっていないと、脳が縮んでしまうのです。幼少期をすでに過ぎていても、遅くはありません。
思春期になってからでも、共通の話題を作って子どもと積極的に交流するようにしたり、一緒に子どもの好きなイベントに行ったりしましょう。
ルーマニアの幼児に関する研究
ルーマニアでの研究によると、孤児院で暮らしていて、社会的、知的な刺激を十分に受けられなかった子どもは、認知機能の発達の遅れや社会的行動の障害が見られるそうです。
ストレスへの耐性も低くなりやすく、ちょっとしたことでも強いストレスを受けて傷つきやすくなる傾向があります。そのため、社会生活が送りにくくなってしまうのです。
つまり、社会的、知的な刺激が少ない状態で育てるのは、よくないといえるでしょう。そこで、できるだけ早いうちから、社会的、知的な刺激がある家庭環境を整えることが大切です。
思春期になってからは、子どもの好きなジャンルの本を買ったり、新しい経験ができる場を提供したりするといいでしょう。
ベティ・ハートとトッド・リスレーの研究
両氏の研究によると、3歳児の語彙は専門職の家庭では1,100語程度で、労働者の家庭では750語程度だったそうです。
つまり、親が普段から使っている言葉が専門的であるほど、子どもは多くの語句を覚えるようになるのです。
より良い言語環境を作るには、親も自分が興味ある分野を学び、語彙力を高める必要があります。
また、親だけでは難しいと思った場合は、専門性のある人と交流する機会を作るのでもいいでしょう。
本日のまとめ
子どもの脳が縮んだり、能力が落ちたりする原因となるのは「子どもとの交流が少ない」「社会的、知的な刺激が少ない」「触れる語彙の数が少ない」の3つです。
幼少期から改善していくのが一番良いですが、思春期からでも遅くはありません。少しずつでも、子育ての環境を良くしていきましょう。
明後日ですが、「登校拒否の改善ステップ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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