思春期かつ反抗期の子どもに、どのように声をかけていいか悩んでいませんか?実は親が言う何気ない一言が、親子関係を悪化させているかもしれません。
そこで本日は、無駄に子どもとぶつかることがなくなる「声掛けのコツ」を場面別で解説します。
この伝え方を意識すれば、今よりも親の言うことを聞くようになるでしょう。自立も促され、子育てのストレスも減り、いいこと尽くめです。
勉強・受験編
勉強や受験の話がきっかけで、喧嘩になる親子は多いです。
このとき、一方的な言い方をするのではなく、質問したり誘ったりするような声かけにしましょう。たとえば、
「早く勉強しなさい」ではなく、「何時ごろから始める?」
「いつになったら志望校決めるんだ」ではなく、「後で一緒に志望校考えてみようか」
「塾に行きなさい」ではなく、「家でやるか塾でやるか、どっちが集中できそう?」
このように、子どもに考えさせて意見を求める形にするのです。これだけでも、子どもの反発は減るでしょう。
子育て編
子どもがゲームばかりやっていると、イライラして口うるさく言いたくなりますよね。しかし、子どももキリが悪いと途中でやめられません。
そこで、「いつになったらゲームやめるの!」ではなく、「あとどれくらいで終わる?」と、聞いてみましょう。
またゲームを始める前に何時までやるかを事前に確認しておくことも、本人に時間を意識させる上で重要です。他にも、
「早く学校行きなさい」⇒「急がないと遅刻するよ」
「早くお風呂に入りなさい」⇒「8時までに入ってくれると助かるんだけどな」
という言い方に変えると、うまくいくことがあります。
思春期の子どもの心理
思春期の子どもには2つの心理があります。
1つ目は、「命令されすぎるとイラつく」です。そのため、命令ではなくお願いする形で伝えましょう。
しなさい言葉ではなく、「~してくれると助かる」「○○してくれないかな?」という言い方にするだけで、言うことを聞いてくれる確率が上がります。
2つ目は、「自分で考えたい、決めたい」です。そのため親が強制させるのではなく、「○○ならどうする?」「○○と××、どっちがいい?」
と、子どもに決めさせるような言い方がいいでしょう。もちろん、いじめや万引きなど、本当にダメな事(迷傷法に関すること)は叱ってOKです。
ただしそれ以外のことは、この2つの言い方を意識するだけで、子どもの受け取り方は変わってくるはずです。
本日のまとめ
思春期の子は、命令されすぎるとイライラして反発します。さらに、自分で決めたいという意志を持っています。
そのため、親が一方的な言い方をするのではなく、お願いしたり本人に決めさせる形で聞いてみましょう。
これだけでも反発が減り、言うことを聞いてくれることが増えるはずです。
明日ですが、「ステップファミリーの子育てのコツ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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