最近子どもの反抗がひどくなったり、何か言うたびに暴言を吐かれたりしていませんか?これでは、毎日ストレスがたまりますよね。
ただし、もしかしたら親の間違った対応が原因で、今の状況になっている可能性があります。
今回は、実際に暴言を含む反抗期が改善した事例をもとに、思春期の子どもの特徴と反抗期への正しい対応法をお伝えしましょう。
そのままやっていただけば、反抗的な態度は短期間で改善できます。ストレスが減り、家族の会話も増えていくはずです。
反抗期が起こるメカニズム
はじめに、反抗期が起こるメカニズムを理解しておきましょう。反抗期が起こる根本的な原因は、子どもの自立心の発達です。
思春期に入ると、子どもは自分自身の意見を持ち始めます。すると、親と違う意見を持つことも多く出てくるでしょう。
たとえば、子どもは「A高校に行きたい」、親は「B高校に行ってほしい」と考える場合もそうです。
このときに、親が意見を押し付けると、子どもの反抗的な態度は強まります。
これが俗に言う、反抗期です。言い換えるなら、親が一歩引いて子どもの意見を尊重すれば、子どもは反抗をする必要がなくなります。
例外!愛情バロメータが低い場合
もちろん、例外もあります。愛情バロメータが低い場合です。この場合、子どもは親を困らせるためにわざと反抗するようになります。
たとえば、本当は本人も「B高校に行きたい」と思っているのに、親に反抗するために「高校には行かない」などと言ったりするのです。
親の考えや意見すべてに反抗する場合、愛情バロメータが改善しない限り、大人になっても反抗期は続いていきます。
これを改善するには、日頃から子どもに対する愛情をしっかりと示すことが大切です。
子どもが求めること(たとえば、話を聞くとか、好きな料理を作るとか)をできる限りしましょう。
ただし、明らかにおかしなこと(法律に違反することなど)は、厳しく注意しなければいけません。
藤井さんの事例
藤井さんのお子さんは、中1から反抗が強くなりました。親子でお互いに暴言を吐くほど、関係が悪化していたそうです。
そんなときに私を知り、「子どもの要求をできる限り聞く」「子どもを探る行為をやめる」「身の回りのことを子どもに任せる」の3つを意識されました。すると、
- お互いに暴言を吐くことがなくなり、家族の雰囲気が改善
- 子どもが自ら進んで勉強に取り組むようになり、困ったときには親に助けを求めるようになった
- スマホに振り回されることがなくなり、自己管理能力が向上した
お子さんが今激しい反抗期になっていたら、親の愛情を子どもに届け、ある程度は子どもの意思を尊重するようにしてみましょう。
本日のまとめ
反抗期は、自立心の発達によって、親と異なる意見を持つことによって起こります。
明らかにおかしなこと以外は、子どもの意見を尊重する。そして、日ごろから、愛情を伝えていきましょう。
こうすることで、子どもは反抗する必要がなくなり、暴言や反抗期も落ち着いていきます。なお、もう少し具体的なやり方は、藤井さんも読んでくださった、以下の講座で解説しています。
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明日ですが、「ADHDで自閉症の子の勉強サポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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