子どもが部活動にやる気を見せず、サボったり文句ばかり言っていたりすると、親としてイライラしますよね。
しかし、やる気のなさの背景には、親の関わり方が影響していることがあります。そこで今回は「部活でやる気を出させた方法」を事例と一緒にお伝えしましょう。
正しくアプローチすることで、子どもは部活への意欲を取り戻すことができます。試合での活躍や、その後の進路選択にもつながるはずです。
部活にやる気がなくなる3つの理由
部活にやる気がなくなる理由は、主に3つあります。1つ目は「愛情バロメータの低下」です。
親の愛情がうまく伝わらないと、子どもは無気力になります。部活や学校生活にも影響するでしょう。
2つ目は「やりたいことと違うから」です。最初は興味があっても、途中で興味が薄れてしまうとやる気はなくなるでしょう。
3つ目は「環境が合わないから」です。指導方法やレベル、友人関係などの環境が適切でないと、子どもは積極的に参加できません。
まずは、子どもがどの理由に当てはまるのかをチェックしてみてください。
部活のやる気を引き出す3ステップ
上記を踏まえて、どのように部活のやる気を引き出していけばいいのでしょうか。
まずは、「愛情バロメータを上げること」です。子どもの要求を可能な限り受け入れ、心を満たしてあげましょう。
次に、「本当にやりたいことかをチェックする」ことです。続ける意欲がないなら、別の部活も検討するといいでしょう。
ただし、子どもの気持ちは変わりやすいため、すぐにやめず1ヶ月ほど様子を見るのがおすすめです。
最後に、「問題部分を改善すること」です。指導者やレベルが合わない場合は別のチームに入ったり、友人関係の問題があるならコーチに相談したりしましょう。
事例紹介:大庭さんのケース
大庭さんのお子さんは、もともとスマホ依存で勉強も部活もやる気がありませんでした。しかし、親の対応を変えたことで大きく改善。
今では部活に積極的に参加するようになり、イライラせず子育てを楽しめるようになったそうです。大庭さんが行ったサポートは、
- スマホ時間のルールを子どもと話し合って決めた
- 試合や練習を見に行くなど、部活の応援をした
- 映画を見たりゲームをするなど、たまには一緒にダラダラ過ごした
部活にも部活にも子どもがやる気を出さない場合、まずは愛情バロメータを上げることから始めてみてください。
本日のまとめ
部活のやる気がなくなる理由は「愛情バロメータの低下」「興味がなくなった」「環境が合わない」の3つです。
やる気を引き出すには、愛情バロメータを上げ、子どもが本当に部活を続けたいのか確認し、問題点があれば改善していきましょう。
大庭さんのように、たまには家で一緒にダラダラ過ごす時間をつくることもおすすめです。
明日ですが、「起立性調節障害の子どもへの向き合い方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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