登校しぶりの中学生への対応法

中学生

あけまして、おめでとうございます。2025年が始まりましたね。まもなく受験のお子さんがいらっしゃる方は、勝負の1年ですね。

今年もお子さんの未来が明るくなる記事を配信しますので、よろしくおねがいします。

さて、先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中1の息子。登校しぶりがあり、6ー7割くらい登校できていません。勉強らしい勉強はしておらず、ワークも答えを写すのみです。

朝も9時頃まで寝て、布団の上か、ソファで常にスマホを見ています。愛情不足かと思い、子どもの要求を聞いたり、一緒にゲームをしたり、学校休むことも受けいれたり、勉強も無理にさせていませんが、いつまでも同じ状況が続いています。

むしろ甘えて余計にだらけているように思います。いつまでも同じ対応を続けていいのでしょうか。

登校を渋る、勉強に取り組まない、スマホを手放さない、といった問題が重なると、親としてどこから始めればいいのか迷ってしまいますよね。

実は、どの問題から取り組むかを間違えると危険です。そこで今回は「登校しぶりの中学生への対応法」をお伝えしましょう。

子どもの「甘え」の部分をどのように対応するかによって、改善のスピードが変わります。親子関係も良好となり、子育てのストレスも減っていくはずです。

正常な要求であればどんどん聞いてOK

親子でゲーム

相談内容で「いつまで同じ対応を続けていいのか?」とあります。これに対する回答は「正常な要求であれば、どんどん聞いてOK」です。

正常な要求とは、年齢相応の自然な甘えのことを指します。たとえば、

「おなかがすいたからご飯を作ってほしい」「話を聞いてほしい」「一緒にゲームをしてほしい」「わからない勉強を教えてほしい」などです。

これらの要求には積極的に応じて、親子の信頼関係を築いていきましょう。

おかしな要求には応じない

タバコ

一方で、子どもの理不尽な要求に応じてしまうと、問題行動がエスカレートします。
  • 親に対する暴言:「早く飯作れ、クソババア!」
  • 暴力を振るう
  • 不必要な高額な買い物(例:100万円のパソコン)や禁止されているものの購入(例:タバコ)
こうした要求に応じると、子どもが「何を言っても通る」と誤解してしまい、将来的なトラブルにつながります。

理不尽な要求には「おかなすいたよね。ただ、その言い方はおかしいでしょ」と、毅然とした態度で対応しましょう。

改善すべき部分に優先順位をつける

優先順位

すべての問題を一度に解決するのは難しく、かえって親子ともにストレスを感じます。

そのため、改善点に優先順位をつけて、一つずつ取り組みましょう。今回の場合は、
  1. 毎日学校に行くこと
  2. 宿題をすること
  3. テスト勉強をすること
で対応していくのがおすすめです。そのため、学校に行けるようになるまでは、宿題や勉強は無理にやらせなくても大丈夫です。

学校に通えるようになったら、宿題をやる習慣をつけていきましょう。この段階でも無理をさせず、可能な範囲で進めることが大切です。

最終的にはテスト勉強に取り組めるよう、ごほうび作戦などを活用して動機付けを行っていきましょう。

本日のまとめ

親子

子どもの正常な要求には積極的に応じて、親子の信頼関係を築くことが重要です。

とはいえ、様々な問題が重なっている場合、一度に解決しようとすると上手くいきません。

優先順位をつけ、一つずつ段階的に取り組んでいくことで、子どもの自立や意欲を促すことができるでしょう。

明日ですが、「部活でやる気を出させた方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!登校しぶりの中学生への対応法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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