お子さんが、受験を控えているのに不登校で毎日ゲームばかりする状態では、親として将来が心配ですよね。
そこで今回は、不登校やゲーム依存から第一志望に合格された藤井さんの事例を紹介しましょう。
藤井さんと同じサポートができれば、子どもは前向きに勉強に取り組んでくれるようになります。
志望校にも合格し、充実した高校生活を送ることができるようになるはずです。
藤井さんの成果報告
藤井さんは中学2年生の6月から不登校となり、1日12時間以上ゲームをする生活を送っていました。
中学3年生の時には昼夜逆転生活となり、暴言を吐くことも増えていたそうです。そんな中、私が行っている勉強会やオンラインプログラムに参加されました。
子どもへの向き合い方を意識した結果、学校に行かなくても偏差値57を獲得し、志望校に合格することができたのです。
高校に入学してからは不登校が改善し、現在も毎日楽しく通学できています。
親が行った3つのサポート
藤井さんは、どのようなことを意識して、お子さんと向き合ったのでしょうか。主に意識されたことは、
- 「しなさい」という言葉をやめた(「大丈夫?」や「してみたら?」に変えた)
- 条件付きの愛情をやめた(ルールを守れたら好きな料理を作るという約束を、常に好きな料理を作ることに変えた)
- サプライズでスイーツを作った
子どもが変化した理由
いちばんの理由は、「愛情バロメータがUPしたから」です。
そもそも不登校には、さまざまな理由があります。
愛情バロメータ低下によるエネルギー不足、学校が合わない、友達関係が上手くいかずいきたいと思わないなど。
もしお子さんが学校に行けない理由が愛情バロメータの低下だとしたら、仮に高校受験がうまくいったとしても、すぐに通えなくなります。
しかし、学校が合わないなどの理由であれば、子どもにあう高校に入れれば、続くのです。つまり、一番大事なのは、愛情バロメータを上げることなのです。
藤井さんのように、過干渉や条件付きの愛情をやめることで、愛情バロメータを上げ、良好な親子関係を築くことができます。
その結果、すぐには学校に戻れなくても、まずは勉強を頑張るエネルギーが出てきます。だから、学校に行けなくても偏差値57を取ることができたのです。
また、しっかり愛情バロメータが上がっているため、高校もきちんと通うことができるのです。
本日のまとめ
子どもが不登校で受験を控えている場合でも、焦ってはいけません。無理に学校に戻そうとせず、まずは今できることに焦点を当てましょう。
愛情バロメータを上げておけば、最低でも高校からは必ず再スタートがきれます。
日頃から、過干渉や条件付けの愛情になっている場合は、まずは意識して減らす(やめる)よう意識してみましょう。なお、愛情バロメータを上げるテクニックは、こちらで詳しく解説しています。
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明日ですが、「勉強できない子ども3つの原因」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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