最近、中学生や高校生のお父様お母様から「うちの子はケアレスミスが本当に多いんです。」という相談が、中高生本人から「ケアレスミスで90点を超えることができません」といった相談がたくさんきます。
では、どういったことを意識したらケアレスミスを防ぐことができるのでしょうか?実は、多くの方が意識していないあることが、ケアレスミスを引き起こす原因になっています。
そこで本日は「ケアレスミス対策」について解説します。本日お伝えするある部分を少し意識するだけで、簡単にケアレスミスを防ぐことができます。参考にしていただければ幸いです。
目次
ペンシルバニア大学の研究からわかったケアレスミスの原因
最初に、ペンシルバニア大学の研究について紹介します。
この研究では、学生を8時間睡眠、6時間睡眠、4時間睡眠でグループ分けをしてました。そして、それぞれのグループごとに、単純作業をしてもらいました。
グループごとに、単純作業のミスの回数を調べたところ、驚きの結果がわかりました!6時間睡眠が10日間続くと、徹夜明けと同じくらい単純作業でミスが増えたのです。
また、4時間睡眠が7日間続いた場合も同様に、徹夜明けと同じくらいミスが増えました。一方8時間睡眠の場合は、ほとんどミスがなかったそうです。
この結果からわかることは、ケアレスミスには睡眠時間が大きな影響を与えているのです。
7時間以上寝るだけでケアレスミスが激減
また、この実験からもう一つ分かることがあります。それは、単純作業でミスが増えるかどうかは、6時間睡眠と8時間睡眠で大きな差が出ているのです。
つまり、7時間睡眠以上寝るだけで、ほとんどの子の場合ケアレスミスがなくなると考えることができます。もちろん子どもの場合は、誰でも必ず7時間というわけではありません。
中学1年生の子は体も小さく体力もないので、8時間から9時間くらい睡眠時間が必要になると思います。中学3年生くらいになると7時間睡眠で大丈夫な子が多いです。
このように、年齢や体力、体質によって若干違いますが、平均すると7時間以上の睡眠を取るだけで、ケアレスミスが激減します。
睡眠不足になると風邪もひきやすくなるので注意
もう一つ、面白い実験を紹介します。
カルフォルニア大学のアリック・プレイザー教授のチームが、睡眠時間が7時間以上の方と、睡眠時間が5~6時間の方に、風邪のウイルスを投与する実験を行いました。
その結果、5~6時間の方は7時間の方に比べて4倍以上風邪にかかりやすいという実験結果が出ました。
勉強は、時間との戦いです。1回でも風邪を引いて寝込んでしまうと、一瞬で勉強時間が減ってしまいます。
睡眠時間を削って勉強すると、風邪を引きやすくり、さらにはケアレスミスも増えます。できる限り、睡眠時間は確保して進めていくようにしましょう。
もちろんテスト前など、どうしても睡眠時間を削らないといけない時もありますが、基本的には中学生までは7時間以上寝る。高校生は自分の体と相談しながら必要な睡眠時間を取るようにしましょう。
本日のまとめ
ケアレスミスを起こす原因はいろいろあります。そのうちの一つが、睡眠時間です。
毎日7時間以上の睡眠を心がけるだけで、ケアレスミスが減り、結果的にテストの点数もアップします。できる限り、7時間以上の睡眠を習慣にしてみましょう。
明日ですが、「ゲームはどこまで規制すべきか?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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