高校1年生、学校生活が辛いときの相談先

高校生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校1年生の娘の母です。娘が通っている高校が全然学校生活の事で相談しても対応してくれません。どうしたら良いでしょうか?

厳しい話ですが、高校の先生が親身に相談にのってくれないことは、珍しくありません。中学校と高校は、違うからです。

つまり、学校生活が辛くなったときの対応方法が異なります。そこで本日は、高校生で学校生活が辛いときのサポート法をお伝えします。

高校側に求めることがハッキリできれば、楽しい学校生活が送れるはずです。将来の夢へ近づいたり、一生の思い出ができたりするでしょう。

なぜ高校は対応してくれないのか?

高校

中学校と高校は違います。中学は義務教育なので、親には学校に行かせる義務、学校には卒業させる義務があります。

しかし、高校は義務教育ではありません。つまり、嫌ならやめてもらっていいというのが高校側の考えになります。

また、年齢が上がるごとに学校がやるべきサポートも減ってきます。たとえば、小中学校では友達トラブルがあれば、間を取り持ってくれたでしょう。

しかし高校では、勉強などの最低限のことしかしてくれません。もっというと社会人になれば、勉強すら教えてもらえません。

自ら解決しないといけないのです。これらの理由から、高校では中学のときほど親身に対応してくれないことが多いでしょう。

子どもが学校生活で悩んだ時は?

家庭教師

では、親としてはどうすればいいのでしょうか?ここでは、2つの対応策をお伝えします。

1つ目は、親が主体となって動く方法です。たとえば、いじめのトラブルで悩んでいるとします。

そのときは、親が学校に行って先生と話をするところまでやらないと、動いてくれないことが多いです。

そして解決しなければ、転校して他の学校で再スタートを切るぐらいの気持ちでいる方がいいでしょう。

2つ目は、お金を使ってサポートする方法です。たとえば、勉強がわからないと悩んでいるとします。

補講を受けたり先生に質問したりしても解決しない場合は、塾や家庭教師を契約してサポートしましょう。

高校に求めることを考えよう

卒業

「高校は最低限のことしかしてくれない」とお伝えしました。では、何のために高校に行くのでしょうか?主に3つあります。

1つ目は、卒業の単位をもらうためです。テストで赤点を取らない、出席日数の確保の2つをやっておけば、高校卒業の資格を得ることができます。

2つ目は、友達作りです。部活や文化祭などの思い出は一生の宝物となり、高校でできた友達は長く続くでしょう。

3つ目は、進路相談です。志望校の相談に乗ってもらえるため、希望の進路を見出すことができるでしょう。

ただし、友達作りと進路相談は任意です。子ども本人が動いていかなければなりません。つまり高校側としては、卒業の単位をとらせることが最低限の役割といえるのです。

本日のまとめ

サポート

中学は義務教育なので、学校側は卒業させる義務があります。しかし高校は義務教育ではないので、中学ほど手厚いサポートはないのが一般的です。

そこで、子どもが学校生活で悩んだときは、親が直接先生と話して動いてもらいましょう。それでも解決しなければ、転校をして他の学校で再スタートを切るしかありません。

勉強で悩んでいる場合は、塾や家庭教師でサポートするといいでしょう。年齢とともに学校によるサポートが減るということを、理解することが大切です。

明日ですが、「勉強しない子にかける言葉TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!高校1年生、学校生活が辛いときの相談先

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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