先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
愛情貯金を貯めるための方法を実践しようとしているが、どうしてもイライラしてしまって実践できない場合どうしたら良いでしょうか。
例)門限を守らないことについて、中2息子の話を聞いてお互い納得できるルールを決めてあげたいが、門限を過ぎるとイライラを収められず貯金を貯めるための方法を実践できない。
愛情を注ぎたい気持ちはあるのに、ついイライラしてしまって実践できないと悩まれる方は少なくありません。
そこで今回は、「愛情を注ぎたいのに怒ってしまう方へ」というテーマで、イライラを抑える方法をお伝えしましょう。
実践していただければ、お子さんとの関係は必ず良くなります。子育ての悩みも減り、身体にも心にも余裕が出てくるはずです。
子どもにイライラしてしまう3つの理由
これまで3万組以上の親子をサポートしてきた結果、子どもにイライラしてしまう理由は主に3つにわかれます。
1つ目は「疲れ」です。精神的にも肉体的にも人間は疲れてくると、どうしてもイライラしてしまいます。睡眠不足も、この疲れと直結してきます。
2つ目は「期待」です。これぐらいできるはず、約束したんだから守ってくれるはずと思うと、それを裏切られた時にイライラしてしまいます。
3つ目は「性格」です。元々イライラしやすい方もいれば、しづらい方もいます。
性格は、どうすることもできません。そのため、「疲れ」と「期待」の2つを調整する方法を解説します。
子育ての疲れを減らす方法
疲れを取るためには、何かをやめて時間を作るしかありません。
たとえば料理の負担を減らすなら、ホットクックなどの時短家電やミールキットなどの時短食材を使ってみましょう。
掃除の負担を減らすならダスキンなどの掃除代行サービスに依頼したり、ルンバなどのお掃除ロボットを使ったりするのも効果的です。
仕事を「正社員からパートや時短に変える」「在宅ワークができる仕事に転職して通勤時間をなくす」などして、時間を作るのも手です。
浮いた時間は、睡眠時間を増やしたり、マッサージに行ったり、友達と会う時間に使ったりしましょう。疲れが解消されて、イライラしづらくなります。
期待を下げる方法
「子どもへの期待」を下げることも大切です。今回の相談では、約束を守らないことにイライラされています。
しかし、これは基準が高すぎです。「思春期の子は、約束を守らなくて当然」「何度もくり返し伝えることが大切」という基準に下げましょう。
わが子よりもひどい事例を見ることも効果的です。SNSや友人の話を聞くと、お子さんよりもっと大変な子がいることがわかります。
そうすると「うちの子はまだマシだな」と思えるようになるでしょう。
最低限、元気に生きていてくれれば十分ぐらいに基準を下げると、子育てのイライラも減って愛情バロメータも上がってきます。
本日のまとめ
子どもにイライラしてしまう理由は疲れ、期待、性格の3つです。疲れを減らすために何かをやめて時間を作り、その時間を自分のケアに使いましょう。
期待については、基準を下げることが大切です。思春期の子は約束を守らないものだと思って、気長に取り組んでいきましょう。
明々後日ですが、「ゲーム中毒の子どもへの向き合い方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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