先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の子どもが遅刻したり休んだりしています。要望にできるだけ答え、勉強のことを一切言わないようにしているのですが、夫は昭和の父親タイプです。
勉強しろ!は言いませんが、基本的に自分は間違っていないと考えるので、なかなか意見を共有できず、私一人が愛情バロメータを上げようとしています。
このように夫に同じスタンスを望めなくても、母親が愛情を示すようにすれば、愛情バロメータが上がり、状況が改善するでしょうか?
親の愛情がしっかり届くと、親子関係が良くなり、不登校の改善や勉強のやる気UPにもつながります。
しかし、父親と子どもの関係が良くないときはどうなるのでしょうか。
ここでお伝えすることを意識してもらえれば、パートナーが非協力的な家庭やひとり親家庭でも上手くいきます。
母親だけでも子どもは変わる
結論からお伝えすると、母親だけでも子どもは変わります。愛情バロメータは、夫婦の合計で決まるからです。
たとえば、父親の愛情バロメータがマイナス30、母親がプラス50だとしたら、足すとプラス20です。
これは、十分学校に行けるレベルでしょう。ただし、父親の影響によるマイナスからのスタートになるので、難易度は上がります。
父親が過干渉の場合にできること対策
父親が過干渉タイプだったら、どうするといいのでしょうか。できることは2つあります。1つ目は、母親が子どもを守るということです。
父親が「おい、早く勉強しろ」と言うなら、「今頑張ってるんだからそういう言い方しないで」という感じで子どもを守りましょう。
子どもも「母親は味方になってくれている」とわかれば、母親との関係は悪くならないでしょう。
2つ目は、二人の間に入ることです。父親が「勉強してるのか?」と言うときは、「私が見てくるね」とお茶を持って様子を見に行きましょう。
こうすることで、父親と子どもが直接ぶつかり、関係が悪化するのを防げるでしょう。
夫婦関係が悪化しない考え方
母親だけでも、もちろん子育てを成功させることはできます。しかし、夫婦関係を良くすることも愛情バロメータUPに重要です。
夫婦関係を改善したい場合、感謝の気持ちを持って接するといいでしょう。できれば、言葉で直接伝えるとベストです。
また、父親が言いすぎてしまうのは、子どものことを思ってるからでしょう。この気持ちを理解し、頼れるところは頼ることも大切です。
本日のまとめ
母親だけでも、子育てを成功させることはできます。
そのためには、母親が子どもを守り、父親と子どもの間に入ってぶつからないようにすることを意識しましょう。
明日ですが、「高校は公立と私立どっちがいい?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!母親だけでも愛情バロメータは上がる?
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