子どもにとって、親の愛情はあらゆることのエネルギー源です。これが不足すると、様々な問題が起こります。
そこで今回は、子どもが愛情不足になってしまう親の言葉を3つピックアップして紹介しましょう。
紹介する言葉を知らず知らずのうちに使っていると、子どもが愛情不足になり、やる気の減退や不登校などにつながることもあるので、注意してください。
あんたなんて産まなきゃ良かった
「産まなきゃ良かった」というような言葉は、たとえ冗談でも言ってはいけません。こんなことを言えば、子どもも「産んでくれなんて頼んでない」と反発します。
大切なわが子。もし本当にいなくなったら、悲しいはずです。つまり本心ではないことは、子どもに言ってはいけません。
親が本心ではないことを言うと、子どもも本心を話さなくなってしまいます。子育ては、さらに大変になるでしょう。
こんなこともできないの?
「こんなこともできないの?」という言葉も、絶対に言ってはいけません。親からすれば簡単に見えることでも、子どもにとっては難しい場合があるからです。
また、この言葉は、子どもに「何でもできる完璧な人になれ」と遠回しに言っているのと同じです。パーフェクトになるなんて、不可能でしょう。
つまり、子どもからすると、親と一緒にいるとパーフェクトにならないといけないので、苦しくなってしまいます。
「どうしてできないの?」ではなく「どうすればうまくできるか一緒に考えよう」と言うことが大切です。
あんたは、お父さんの言うことだけ聞いていなさい
「お父さんの言うことだけ聞きなさい」や「私の言うことだけ聞きなさい」は、「あなたに自由はない」と言っているのと同じです。
自由のない家庭は、子どもにとって刑務所のようなものです。自宅が刑務所なのに、そこで楽しく過ごせる子どもはいません。
家出や、引きこもりなどの原因になることが多いでしょう。人に迷惑をかける事、人を傷つける事、法律やルールに違反すること。
こういった、私が「迷傷法」と呼んでいることは伝えて構いませんが、自由を奪うような言い方をしてはいけません。
本日のまとめ
「あんたなんて産まなきゃ良かった」「こんなこともできないの?」「あんたは、お父さんの言うことだけ聞いてなさい」といった言葉は、子どもを愛情不足にしてしまいます。
愛情不足はさまざまなトラブルにつながるため、子どもにかける言葉選びには注意しましょう。
明日ですが、「子どもの向上心を育てる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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