医学部合格を目指す子に親がすべきこと

合格

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中高一貫中学一年の娘です。成績は最下位で、周りの子が勉強熱心なため付いていくのに必死です。電車通学で、部活の後疲れて帰ってきます。

20時すぎから勉強を始め、23時に寝ます。本人、夢は医大を出て医者になりたいそうですが、夢と現実のギャップにどうしたら良いか解りません。

子どもに素敵な夢があっても、ハードルが高いと親としては不安になりますよね。そこで今回は「医学部合格を目指す子に親がすべきこと」をお伝えします。

医学部合格に必要なのは、「偏差値」だけではありません。親の働きかけが、合否を大きく左右します。

医学部合格に限らず「子どもに夢を持ってほしい」「子どもの夢を叶えたい」という悩みも解決できるので、参考にしていただければ幸いです。

夢のレベルを聞いてみよう

夢

子どもが「医者になりたい」と言ったら、どのぐらい本気か聞いてみましょう。その気持ちによって、やるべきことが変わってくるからです。

金持ちになりたいから医者を目指すと言う場合は、必ずしも医者になる必要はありません。起業するなど、医者以外も金持ちになる方法はあるからです。

しかし「病気で苦しむ子を救いたい」という気持ちで医者を目指す場合は、他に道がありません。偏差値の高い医学部に入学して、医者を目指させましょう。

そのためには、トップの成績が求められるので一日中勉強する必要があります。

つまり、夢の本気度によって今やるべきことは異なります。一日中勉強してでも医者になりたいのかどうか、お子さんの意志を確認しましょう。

多くの子の夢が叶わない理由

自信がない

多くの子は、夢が叶いません。なぜでしょうか。それは、現実を見て「自分には無理だ」と感じてしまうからです。

原因は、学力や能力ではありません。本人の「できる」という気持ちが足りないからです。本気で医者になりたいと思えば、辛い勉強を乗り越えられます。

しかし「なんとなくなりたい」「なれたら嬉しいけど自信がない」という場合、本気で勉強に向き合うことができません。

その結果、医学部に不合格となってしまうのです。本日、一番お伝えしたいことはここです。

子どもを医学部に合格させる方法

握りこぶし

以上の理由から、子どもを医学部に合格させるために必要なことがわかります。それは「なりたい」「絶対になれる」という気持ちを持たせることです。そのためには、
  1. 現役の医者と会う機会を作る⇒この人でもなれるなら、俺もなれるかも!と思わせる
  2. 医学部を目指している仲間を作る⇒周りが勉強していると、自分も頑張ろうと思える
  3. 医学部に入った姿をイメージさせる⇒思考は現実化する効果
  4. 小さな成功体験をたくさん積ませる⇒やればできるという気持ちを育む
  5. 「あなたなら大丈夫よ」という声掛けをする⇒「やっぱり無理かも」という気持ち対策
これらの方法で、子どもの気持ちを高めてあげましょう。どれだけ高い目標でも、信念を持つことで努力することができます。

そして、その努力が「医学部合格」につながっていくでしょう。

本日のまとめ

主婦

子どもを医学部に合格させたいという場合、親がやるべきことは勉強をさせることではありません。子ども本人が「どうしてもなりたい」「絶対になれる」という自信を持たせることが大切です。

そのために、親は日頃から「あなたなら大丈夫」と自信をつけてあげましょう。小さな成功体験を積ませるなどのサポートも大切です。

明日ですが、「中高一貫校に内部進学できないときは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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