先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2から不登校。中3になったら学校に行くと言ってたのに月数回しか行ってません。夏季講習には自ら行くと言ったのに、数回行って辞めました。
愛情バロメータは上げ続けましたが、息子はなかなか頑張る気になれません。担任に「家にいる方が極楽やから学校に行かない」と言っていました。
寝る時以外はスマホを触っていて、ときどき友達と遊びに行きます。スマホの使用時間を息子と一緒に決めましたが守ってくれません。
お子さんが、不登校かつ無気力で何もしない状態は、親としても辛いですよね。今の状態が続くと、高校にも行かなく可能性もあるので注意が必要です。
では、ここからどのように学校や勉強を頑張らせればいいのでしょうか。今回は、無気力の子どもに親ができることを3つ紹介します。
上手くサポートすれば、勉強のやる気が出たり、学校に行くようになったりするので、試してみてください。
まずはいいところを褒めよう
はじめに、子どものいいところを褒めましょう。今回のお子さんの場合、
- 中2は不登校だったが、今は五月雨登校できている
- 自ら「夏期講習に行きたい」と言った
こうした事実をしっかり認めることで、自己肯定感や愛情バロメータが上がっていきます。
共通の話題を増やして愛情バロメータUP
ただし現状は、五月雨登校、夏期講習が続かなかった、家にいる方が楽などと言っている状況です。
これは、毎日頑張れるほどのエネルギーがないからでしょう。そのため、まずは子どもとの共通の話題を増やしてみてください。
たとえば、子どもがyoutubeやTiktokが好きなら、親も見てみましょう。共通の話題が増えれば、会話が弾むからです。
すると愛情バロメータが上がり、学校や勉強を頑張るエネルギーも出てきます。
友達と一緒に学校に行く
今回の相談者さんのお子さんは、遊べる友達がいます。この場合、愛情バロメータが上がってきたら、担任の先生に相談しましょう。
先生の方から、友達に学校に行くように誘ってもらえないかお願いしてみるといいです。友達から誘われると、行きたい気持ちが出てくるからです。
私自身も中学生の頃、毎日不登校の友達の家に迎えに行ったことがあります。結果的に、彼は学校に来れるようになりました。
一歩を踏み出せずに迷っている子には、とても効果的でしょう。ただし、根本的な気力は愛情バロメータです。これが低いと効果はないので、注意しましょう。
本日のまとめ
子どもの頑張りを認めること、そして共通の話題をつくって親子での楽しい会話を増やすこと。これらは愛情バロメータを上げ、行動するためのエネルギーとなります。
学校の先生にも相談して、時には子どもの友人の協力も得ながら、不登校や無気力の改善につなげていきましょう。
明日ですが、「プライドが高い子ども2つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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