先日、中学生本人からこのような相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
今、私は友達と大ケンカをしています。友達は、自分に都合の悪いことがあるとイライラして、相手の悪口や陰口をいう性格です。
以前にもケンカしたことはありましたが、気が合うので1回は許しました。このケンカは2回目です。
今回は、 私が友達のイライラを引き出してしまったので、謝ろうと思います。しかしその子とは、もう仲良くしたくありません。
なぜなら、担任の先生は「私が悪い。友達が正しい」と判断しました。たぶん、自分に都合よく担任へ話をしたのだと思います。
もう我慢の限界です・・・もう無理です・・・私は、どうしたらいいですか?
中学生本人から来た相談なのですが、このようなケンカは、小学生でも、高校生でも起こると思います。
どの年齢でも使える考え方と、解決ステップをまとめたので参考にしてみてください。
※なお、本日は子ども向けに記事を書いていきます。よかったら、お子さんにもシェアしていただければ幸いです。
目次
中学校は村社会!喧嘩はできるだけしない方が良い
「村社会」という言葉を聞いたことがありますか?村社会とは、「顔見知りのみで形成された、閉鎖的な社会」のことです。
何か変化が起きると、興味の対象になったり噂話になったりします。そして、小学校も中学校も高校も、村社会なのです。
たとえば、AさんとBさんがケンカすると、AさんBさんの周りにいる友達も気難しそうにしていませんか?それは、お互いが関連しあっているからです。
学校は村社会なので、気が合わない友達がいる時は、この仕組みを理解してどうするか判断することが大事です。
ステップ1 まずは形式上の謝罪をしよう
相談には「私が友達のイライラを引き出してしまったので、謝ろうと思います」と書いてあります。相談者の子どもは、ケンカの原因を客観視できています。しかも自分から謝る意思も固まっています。冷静な分析ができる人間だと感心しました。
村社会では、形式上でも「謝る」ことが大切です。なぜなら、謝ることで、その友達との不和な状態を防ぐことができるからです。
また「ケンカは終わったよ」とアピールしておくだけで、周りにいる友達とうまく付き合っていくこともできます。
自分よりも相手が悪いと思ってもとりあえず謝る。これが、もめ事がなくスムーズに学校生活を送るポイントです。
ステップ2 さりげなく距離を取る
謝罪したからといって、苦手な友達と無理に付き合っていく必要はありません。「もう仲良くしたくない」「もう我慢の限界」と思うならさりげなく距離を取るようにしましょう。しかし、いきなり距離をとってしまうと、ケンカした相手が「私を避けている」と言いふらしかねません。それは、うっとうしいですよね。
そこで、苦手な友達を避けるのではなく、他の友達と徐々に仲良くしていくのがおすすめです。そうすれば、時間とともにお互いの感情が薄まっていき、自然と離れることができます。
本当に楽しい友達と一緒にいるのが、最高の人生
今回の相談者のように、ケンカまで発展していなくても、嫌々友達と付き合っている状態の子はたくさんいると思います。
この場合、無理に今の友達と付き合うのではなく、自分が楽しく過ごせる友達を見つけましょう。そのような友達を見つけ出すには、いろいろな子と気軽に喋ることです。
もし、小学校や中学校で出会えなかったとしても、高校へ行けば新しい人間関係になります。そこで見つかるかもしれません。
高校から大学へ進学すると、また友達が変わります。そこで出会うかもしれません。大学で出会えなくても、社会人で出会えるかもしれません。
いずれにしても、新しい場所へ自分が動けば、人間関係も0からのスタートになるのです。新しい場所で、気の合う友達や仲間と出会える可能性があるので、今の友達に固執する必要はありません。
友達とのトラブルで、自分が学校へいけなくなったり、悩み続けてストレスを抱えた毎日を送る生活が、一番もったいないです。
苦手な友達とはさりげなく距離をとったり、うまくやり過ごしたりしながら、次の友達を探していく。これが楽しい人生を送る秘訣です。
本日のまとめ
今回は、中学生本人から「友達と大ケンカした。謝るけれど、もう仲良くしたくない」という相談に回答しました。
学生時代は、人間関係で悩むことが多いです。学校(小学校・中学校・高校)は、村社会だからです。
マンモス校では1学年300人くらい、小規模校でも50人くらいの人数が集まります。そのまとまった集団で生活しています。
当然、ケンカも起きるでしょう。その時に気に留めてほしいことは「形式上でもいいから謝罪すること」「さりげなく距離を置くこと」です。
また、最終的には心から本当に楽しいと思える友達を見つけましょう。人生の節目で必ず出会るはずです。すると、人生が楽しくなると思います!
次回ですが、「新中1向け!小学校6年間の復習方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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